続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。今年で15周年を迎えました。

鉄博きっぷ

新幹線&鉄道博物館きっぷ

Teppaku (鉄道博物館内部)

 さいたま市大宮区にある鉄道博物館(鉄博:てっぱく)向けのアクセスきっぷです。鉄博は東京都千代田区にあった交通博物館を移転・リニューアルして、平成19年10月14日(鉄道の日)に開館しました。JR東日本が所有し、関連財団に運営を委託しています。大宮は交通の要衝であり、現在もJR東日本やJR貨物の工場があり昔から鉄道と縁の深い場所です。

 開館当初は大フィーバーで長蛇の列ができたようですが、今では落ち着いています。仙台や新潟では鉄博を見学するパックツアーも発売していました。最寄り駅は埼玉新都市交通(ニューシャトル)の鉄道博物館駅です。鉄博が開館する前は大成駅と名乗っていましたが、開館に伴って改称されています。

 今年2月から鉄博の入場券と東京都区内から鉄道博物館駅までのアクセスが込みになった割引きっぷを発売しています。GW前に一旦発売終了しましたが、5月下旬から松戸~取手間発の設定を追加した上で再発売されています。

P0124_2 (ゆき)

P0125 (かえり)

 区間の表示の仕方が独特です。きっぷは鉄博の入場券と東京都区内~鉄道博物館間の往復と東京~大宮間の新幹線自由席特急券が付いています。東京都区内発の発売額は3,500円で、当日限り有効です。繁忙期の利用制限はありませんが、休館日の発売はありません。

【ひとこと】

 このきっぷのチラシを見た瞬間は「こんなもん売れるわけないだろ~!!」と思いました。新幹線で東京~大宮間は約25分ですが、在来線でもだいたい1時間しないで行けます。しかも、東北(宇都宮)線以外にも京浜東北線、埼京線や湘南新宿ラインも通っているので、乗り換えないで直通できる駅も多いです。東京都区内の北の方の駅だったら上野駅まで戻って新幹線に乗り換えるよりも、在来線で直行したほうが速いです。

 また、ニューシャトルでもSuicaが使えるので、いちいちきっぷを買う手間も省けます。要は新幹線を使うまでの距離でもなく、乗換回数も増え、その気になればきっぷも買わずに済むのに、なぜ新幹線を抱き合わせにしてわざわざ値段を高くするのか…。しかも、新幹線でも全車指定の「はやて」・「こまち」は当然のごとく利用できません。

 そう疑問に思ったんですが、よく見てみると小児用が1,000円に設定されています。鉄博の入場券だけで500円するので、小児用は割安です。好意的に考えると、大人の単独利用ではメリットはないけれど、大人+小児の組合せで利用して初めてメリットが見出せるかなと思いました。子供連れで新幹線にチョイ乗りしたいというニーズは拾えそうです。

 往復きっぷだと出発地が限定されてしまうので、私は大宮駅を含んで出発地を限定しない「ホリデー・パス」のようなフリーきっぷと組み合わせた方がいいように思います。そうすると東京ばかりでなく、フリーエリア内一円から客を呼び込むきっかけになると思うんですが…。

使い勝手…★☆☆☆☆

お得感…★☆☆☆☆

当日発売…あり

小児用…あり(1,000円)