JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で席数限定で発売されている「トクだ値」です。在来線はSuicaとの兼ね合いからか特急券単体の「料金券のみ」で発売されますが、新幹線は乗車券込みで発売されています。時期や区間・席種によって割引率が10~30%の範囲で変動します。
(普通車用)
(グリーン車用)
きっぷはこんな感じです。普通車用の割引率は20%で「トクだ値20」、グリーン車用は25%なので「トクだ値25」という名称になっています。普通車用のきっぷ下段の注意書きがなくなっているのは発券端末の不具合によってかすれたものです。注意書きが見えないのはトラブルの元にもなりかねないので、機械の維持管理にはもう少し気を使ったほうがいいと思います。
このきっぷは私が使ってきたものですが、きっぷを受け取ってから普通車用とグリーン車用の価格差が30円しかないことに気づきました(帰りのグリーン車用が妙に安いと感じました)。そこで家に帰ってから真面目に計算してみました。
【大宮~高崎間:正規料金】
乗車券+特急料金 → 1280+2500 = 3780円
乗車券+特急料金+グリーン料金 → 1280+1790+1000 = 4070円
JR東日本管内での100Km以下のAグリーン料金は一部列車を除き1000円に抑えられています。片や繁忙期の指定料金は距離に拠らず710円かかるので、もともとの価格差は290円しかありません。
【大宮~高崎間:「トクだ値」適用後】
普通車用:3760×(1-0.2) ≒ 3020円
グリーン車用:4070×(1-0.25) ≒ 3050円
普通車用とグリーン車用の割引率も5%違うので、「トクだ値」適用後はこの差がわずか30円に縮まってしまっていました。割引率の違いを見落としていたためにやけに安いと感じた次第です。これが通常期や閑散期になればもう少し価格差が開きます。