続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

青春18きっぷ効力変更

青春18きっぷ効力変更

N0259 

 1月10日でこの冬の「青春18きっぷ」の利用期間が終了しました。この冬発売分から大きく以下の2点で効力が変更になっています。

  • 利用期間が12月10日~1月10日に短縮。

 今まで冬期間の利用期間は1月20日までだったんですが、10日間短縮されて1月10日までとなりました。5回で11500円という発売額は変わっていません。私は昨夏は猛烈な勢いで使いましたが、今年の年末年始は曜日の並びが悪い上に期間が短縮されてしまったので、この冬は5回使い切ることは到底困難だと判断し、バラ売りを1回分だけ買って使いました。

  • 青い森鉄道・八戸~青森間が利用可能に。ただし、通過利用に限られ八戸・野辺地・青森駅以外で下車する場合は別途青い森鉄道の運賃が必要。

 これは東北新幹線全線開業に伴って、東北線・八戸~青森間が青い森鉄道に移管され、大湊線が青い森鉄道を経由しないとアクセスできない飛び地になったことの救済策だと思われます。これによりJR線(JR西日本宮島フェリー含む)しか利用できないという「青春18きっぷ」の大原則が崩れました。

 後者の実施に伴って、11500円のうちのいくらかは青い森鉄道に対する運賃の支払いが発生しているはずです。それにも関わらず回数も発売額も変わっていないため、期間を短縮して実質的な値上げをすることによって帳尻を合わせたのではないかと思っています。私は回数を減らした上で1枚あたりの単価を上げる値上げ(4回で1万円とか)には賛成なんですが、期間短縮による値上げは困ります。

 「青春18きっぷ」が1冊5枚綴りから、1枚で5回という今の形態になってちょうど15年経ちます。発売額に至っては消費税絡みの値上げを除くと国鉄時代の昭和61年から変わっていません。さすがに廃止はないにしろ、そろそろきっぷ自体を抜本的に見直す動きがあるような気がしています。