続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

土佐・龍馬伝フリーきっぷ

土佐・龍馬伝フリーきっぷ

 今年のNHK大河ドラマは坂本龍馬が主役の「龍馬伝」が放映されているので、高知県への観光客の流入もそれなりに増えているものと思われます。高知県は坂本龍馬の出身地ですから堂々と主張できますが、坂本龍馬は各地を転々としていたため、あまり関係なさそうな街まで便乗しているのが目に付きます。

 大河ドラマの波及効果で観光客が増えるのを見越してか、昨年11月~今年年末まで「土佐・龍馬伝フリーきっぷ」が発売されています。ちゃんと番組名がきっぷに反映されていたりします。当日限り有効で、フリー区間は以下の通りです。

【フリー区間】

  • 土讃線:後免~高知 
  • 土佐くろしお鉄道:後免~奈半利(ごめん・なはり線全線)

 土讃線は特急列車の自由席も利用できます。これまで土佐くろしお鉄道でごめん・なはり線が1日フリーになる「ごめん・なはり線フリーきっぷ」というきっぷが発売されていますが、JRとセットになった形態は初めてかと思われます。

【ひとこと】

 「ごめん・なはり線フリーきっぷ」は2,100円なので、一見土讃線部分がタダのように見えます。しかし、土佐くろしお鉄道では昨年4月~今年末までの期間限定で「土佐・龍馬であい博記念フリーきっぷ」という同じ効力のきっぷが1,600円で発売されています。高知~後免間の往復運賃が460円なので、特急列車を利用したりJR線の途中駅で乗り降りしなければ、このきっぷを購入するよりも「土佐・龍馬であい博記念フリーきっぷ」とJR線を別々に購入する方が割安になります。

 ただし、このきっぷはフリーエリア近辺に限定されず、JR四国全域で発売されています。事前に仕込んでおきたい場合のメリットはあると思います。趣味的には土佐くろしお鉄道では常備券タイプで発売しているのも見逃せないところです。

使い勝手:★★★☆☆

お得感:★★☆☆☆

当日発売:あり

小児用:あり