しおかぜ
◆種別:特急
特急「しおかぜ」は急行「いよ」の一部を格上げし、昭和43年10月に四国初の特急列車として登場しました。当時は高松~宇和島間の運転でした。高松で宇高連絡船と接続し本州方面と結んでいました。車両はキハ181系でしたが、平成2年から2000系気動車に置き換えられています。
昭和63年4月の瀬戸大橋線開業に伴い、高松発着から岡山発着に変更され、高松発着の列車は特急「いしづち」となりました。平成5年3月には予讃線新居浜~今治間の電化完成で高松~伊予市まで電化区間がつながり、松山発着の列車についてはカーブでも高速走行できる振り子型の8000系電車が投入されました。
(予讃線・宇多津)
もっとも、伊予市~宇和島間の非電化区間まで直通する列車(2往復)は以前と同様2000系気動車で運転されています。同じ愛称でありながら区間によって電車と気動車が混在するという珍しい列車です。2000系・8000系ともJR四国松山運転所所属です。また、予讃線は線路容量に余裕がないため宇多津~松山間は高松発着の特急「いしづち」と併結して運転されていることがほとんどです。
私は2~3回乗ったことがありますが、なぜか8000系に乗った記憶はありません。写真は友人のHPから借りたもので、予讃線・宇多津駅付近で撮影した8000系の「しおかぜ」です。瀬戸大橋を渡って宇多津駅に進入するところだと思われます。