このブログもアメブロ時代の「吾輩はヲタである」から通算して今日で3年目に突入しました。当初は純粋にきっぷだけのブログにするつもりでしたが、徐々に方針がぶれて最近では乗り鉄系の要素が多くなっているような気がします。ちなみに初日のアクセス数は3でした。今ではコンスタントに1日400程度のアクセスをいただいています。
ご贔屓にしていただいてる皆様ありがとうございますm(_ _)m
さて、船町駅と聞いて「どこだよそれ?」と言われそうですが豊橋駅の隣の飯田線の駅です。昔は隣接して貨物駅がありそれなりに賑わっていたようですが、国鉄時代の昭和59年には無人化されていて静かです。この駅で面白いのは飯田線の駅であるのにも関わらず名鉄の車両が通過することです。これは豊橋~船町~下地~平井信号場間の線路をJR東海と名鉄で共用しているためです。
(JR東海119系)
(名鉄の新旧特急車両)
明治30年に飯田線の前身である豊川鉄道が豊橋~豊川間を開通させました。昭和2年に愛知電気鉄道が伊奈~吉田(現:豊橋)間を開通させる際に豊川鉄道の既開通部分に並走するよう線路を敷設・「複線化」し線路の共用を始めました。その後、昭和5年に愛知電気鉄道は名岐鉄道と合併し名古屋鉄道(名鉄)となり、昭和18年に豊川鉄道は国有化され国鉄の一部になりましたが、線路の共用は約80年経った平成の世の現在でも続いています。
ちなみに上下線で所有者が違い、上り線(一番左側の線路)は名鉄が、下り線(左から2番目)はJR東海が所有しています。架線柱の形が微妙に違うのはそのせいかもしれません。共用部分の運行管理はJR東海がまとめて行っているようです。ちなみに右2本は東海道線の線路です。
船町駅にはきっぷの券売機はおろか乗車駅証明書発行機すらないため、車内精算になります。ただ、船町駅に停車する列車はだいたい1~2両編成なので、車掌が乗った客を覚えていて確実にロックオンされます。また、集札も徹底しています。よって悪いことはできないようになっています。
きっぷはこういったレシート券しかありません。きっぷ収集的な面白みは乏しいと思いますが、JRの単行119系が通過した同じ線路を名鉄のパノラマSuper(左)やパノラマカー(右)が続行するというかなり不思議な光景に出会えます。
ちなみに名鉄のパノラマカーは平成22年度までに全廃されるそうです。それどころかパノラマSuperでさえ今年6月から廃車が始まりました。展望席のない名鉄特急なんて…と思うのは私だけでしょうか?
【補足:09/1/27】
名鉄パノラマカーは予定より早く昨年暮れを以って定期運用から離脱しました。最近の名鉄の車両にちっとも魅力を感じないのは私だけでしょうか…。