奥久慈風っこ
▼種別:普通
▼運転区間:水戸~常陸大子
相変わらずJR東日本小牛田運輸区所属の「風っこ」が大活躍しています。最近は「北東北DC」関連のイベント列車にも借り出され、八戸線の快速「風っこシーガル」や釜石線の「風っこイーハトーブ」として北東北を走ったのは記憶に新しいところです。
トロッコ列車と言えばJR北海道の「ノロッコ」シリーズ、JR東海で走っていた「トロッコファミリー」号、JR西日本の「奥出雲おろち」号など客車を機関車が牽引するというパターンが多かったんですが、「風っこ」は自走できる気動車をトロッコ型に改造したので機関車+客車よりも取扱いがしやすいという利点があります。また、種車のキハ48系は東日本各地に配置されているので、非電化区間であれば乗務員訓練の必要もないという利点もあるのではないかと推測しています。
8月下旬に水郡線・水戸~常陸大子間で快速「奥久慈風っこ」号が運転されました。平成17年から3年連続のことです。1ヶ月前の指定券争奪戦には参戦しません(と言うかし忘れた)でしたが、「後で指定が取れたら乗ろうかな…」程度に思っていました。軽い気持ちで残席を見てもらったら運良く窓側が1席だけ残っていました。
私は水戸駅から乗車しました。その時点では半分ぐらいしか乗っていませんでした。どうせ悪質ヲタが乗りもしない指定を乱獲したのかなと思っていましたが、意外や途中駅から地元っぽい人がたくさん乗ってきて、常陸大宮駅発車時にほぼ埋まりました。
この日は天気が良くて絶好の「風っこ」日和で、久慈川に沿うようにして走る水郡線の景色は最高でした。鮎釣りしている人もたくさんいて、いかにも日本の夏らしい景色に出会えました。
水戸 常陸大宮 袋田 常陸大子
下り 9:56 → 10:45 → 11:42 → 11:50
上り 16:07 ← 15:07 ← 14:09 ← 14:01
ただ、大子町での滞在時間が2時間程度しかないのはいただけません。私は袋田駅で降りて袋田の滝まで歩いて行ってきましたが、2時間だと滝へ往復しただけで終わってしまいます。乗って往復するだけの純粋なヲタならいいかもしれませんが、どうせなら観光も絡めたいと思う不純なヲタの私には短過ぎました。どうせ夏は日が長いので、上りについてはもう2時間ぐらい繰り下げてもいいように思います。