SL信越線120周年号
▼種別:快速
▼運転区間:高崎→横川
魔がさして久しぶりにヲタ列車に乗ってきました(爆)横川を訪ねるのは平成9年9月の横軽廃止以来初めてで、横川駅付近がどう変わったのかを見たいというのもありました。信越線は明治18(1885)年10月に官設鉄道として高崎~横川間が開通したそうです。それならば今年は121周年になるような気がするんですが…。
快速「SL信越線120周年」号は4月8・9日の2日間運転されました。SL機関車はJR東日本高崎車両センター所属のD51-498で、客車は12系客車4両でした。不思議なことに高崎→横川間の片道のみの運転で、終着の横川駅にはSL機関車を回転させる設備はないため、SLと逆側にディーゼル機関車を連結して回送していました。
指定は若干空きが見られたものの、概ね埋まっていました。一人で何枚も押さえてる悪質ヲタもいつものようにいました。この種の列車が運転される時はある種風物詩のような雰囲気もあります。車内では硬券の乗車記念証が配られたので、おそらくそれ目当てだと思います。私は全然興味ないんですが…。
(信越線・横川)
横川駅の過剰に長いホームは「あさま」や「白山」が走っていた頃の往時の姿をとどめていました。その頃は横川駅では峠越えの機関車の連結・解結で必ず5分程度停車していたので、「峠の釜めし」の立ち売りの人がいました。食事時ともなれば立ち売りの周りにたくさんの人が殺到し、買うのに難儀したほどです。
横軽廃止直前には駅の外まで大行列ができていたあのみどりの窓口は廃止され、代わりに「Kaeruくん」が鎮座していました…。さらに自動改札機も稼動していました。
軽井沢寄りの線路は車止めが設置され、行き止まりになっています。その先にはバスターミナルが整備され、軽井沢までの列車代替バスの発着場となっています。かつて横川運転区のあったところには「碓氷鉄道文化むら」という博物館になっており、189系やEF62型機関車などが屋外に展示されています。(今回は素通り)
久々に横川駅を訪れてみて、周囲が整然と整備されているのは驚きました。でも、鉄道で賑わっていた頃を知っている身としては現在の終着駅の姿はあまりに寂しいものがあります。