続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

アンダーライン

アンダーライン

A0187 (在来線経由)

A0185 (新幹線経由)

 私が本格的にきっぷを集め始めた頃に入手したものです。同じ区間でほぼ同じ時期に発売されたものです。上のほうはアンダーラインがなくて「東海経由」、下のほうはアンダーラインがあって「熱海、新幹線経由」となっています。同時に入手したものではないので、当初アンダーラインの意味がわかりませんでした。

 国鉄からJRに民営化されるにあたり熱海~東京間の在来線(東海道線)はJR東日本で新幹線はJR東海の所属となりました。当然、経由によって会社に入る運賃収入が異なるため、同じ区間でも区別してきっぷを売る必要がありました。

 このほかにも米原~新大阪間、小倉~博多間でも同じように見られました。機械化の進展・硬券の消滅とともにあまり見られなくなりました。

【補足】

 私がこの記事をアップした後にアメブロの方にコメントが着いていましたので紹介します。私の知らなかった部分まで補足されており、参考になります。ありがとうございますm(__)m

投稿者:かんくん
対象記事:アンダーライン

このアンダーラインはご説明の通り、新幹線経由を区別する為ですが、その目的は発売時ではなく新幹線改札通過時の区別にありました。 JR発足後1年間は在来線経由の乗車券で新幹線に乗車した場合、配分額の修正をするため、新幹線改札口で「新幹線振替票」を交付し,下車駅の新幹線改札口で回収していました。ここまでかけばよくわかると思いますが、この際多忙な改札ですぐに区別できる方法が求められました。この為、常備券は経由に予め下線を引き、下線の引いてない常備券や補充券は赤鉛筆で下線を引くことになりました。マルス端末は今と同様、タイトル横に(幹)と表示されるので、特に工夫はしなかったようです。厳密に言うと、東京-大阪の乗車券で新横浜側のみ新幹線利用の場合でも(幹)と表示されてしまいますが、よくよく考えると、当時のマルスでは「全区間新幹線経由」か「全区間在来線経由」でしか発行できなかった覚えがあります。(少なくとも私は機能上の問題で発券できないので全区間在来線を購入し必要な区間特急券を買うように説明されました。)」また、印刷発行機では幹○○ー××と表示されていたような記憶があります。(すみません現物を持っていないもので) なお、新幹線振替票の廃止後、改札で瞬時に区別する必要がなくなったため、補充券や常備券の下線なし券への赤線追加は平成元年頃までに取りやめになったようですが、常備券は発売時の区別の意味もあり、硬券消滅まで残っていたケースもありました。

投稿者:isaburou_shinpei
対象記事:アンダーライン

JR発足当初、東京~熱海間におけるJR東海と東日本の運賃を区別するため、国鉄時代は「東海経由」のみの標記であったものが新幹線を経由するものについては「新幹線経由」の標記が入るように改められました。これはJR東海と西日本、JR西日本と九州といった2つの旅客鉄道会社が重複する区間に適用されました。改正当初はアンダーラインがありませんでしたが、改札時に判別がつきにくいため、昭和63年頃より「新幹線経由」の券についてはアンダーラインを引くこととなり、それ以前に印刷されたアンダーラインの無いものについては、発売時に赤鉛筆でラインをつけて発売されていました。ヲタ様が仰せの通り、上の券は全線在来線経由ですが、下の券は熱海で新幹線に乗り換える設定になっています。マルス化された現在はアンダーラインはなくなりましたが、代わりとして、右上に「(幹)」のマークが印字されます