続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

DMVに乗ってきました(前)

DMVに乗ってきました(前)

Dmv1

 DMVとは"Dual Mode Vehicle"の略です。線路と道路をモードチェンジすることによって両方走ることのできる車のことで、平成16年にJR北海道が開発し実用化に向け現在週末を中心に試験運行中です。

 DMVはマイクロバスをベースに改造するので、気動車1両を製造・維持するより安上がりでローカル線対策になります。車重が軽いため線路の維持コストも安上がりになるそうです。また、駅で分断されることなく鉄道と道路をシームレスに繋ぐことができるので、過疎地対策にもなります。そんなわけでDMVは国内外から熱い注目を浴びる存在になっています。

 この4月14日から6月30日まで第一弾の試験運行を行うこととなり、3月14日から電話とインターネットで予約が開始されました。新しい物好きな私も3月14日10時の受付開始から何度も電話をかけてみましたが、全く繋がりませんでした。とりあえずダメ元でその日の晩に6月30日分をインターネットの予約フォームから予約してみたところ、翌日午前中にあっさり予約OKの返事が来ました。

 受取はJR北海道の駅または旅行センターを指定しなければならなかったので、首都圏在住の私はJR北海道プラザ東京支店で受け取ってきました。この試験運行はJR北海道主催の旅行商品(ツアー)として発売されました。そのため代金と引き換えにバウチャー券を渡され、当日にきっぷと引き換えるという形態でした。

Dmv2

 そして6月29日金曜。月末の定例業務を急いで片付け、急いで羽田空港に向かい千歳行きの最終便に乗りました。千歳空港到着後に特急「まりも」に乗り換え、釧路→釧網線廻りでツアー集合場所である釧網線・浜小清水駅に向かいました。「オホーツク」の夜行が廃止になっていなければこんな面倒なことしなくて済んだんですが…。

 浜小清水駅は国道244号沿いの道の駅と隣接しています。その道の駅とは裏側にDMVはひっそりと止まっていました。奥のプレハブは乗務員の待機所です。

 朝一番の便だったので鉄道用の前輪車輪を出して始業前点検を行っていました。ちなみに後輪の点検を行っているのはバスの運転手です。DMVは鉄道区間と道路区間で運転士が交代します。法律上現状ではどうしてもそうしなければならないそうです。道路区間の運転手は地元の網走バスの運転手です。鉄道区間の運転士は釧路運輸所所属の運転士がわざわざ列車に乗って釧路からやってくるそうです。

 行程はまず浜小清水駅からバス→鉄道車両にモードチェンジし、釧網線の線路を藻琴駅まで走ります。藻琴駅で鉄道車両→バスにモードチェンジし国道244号を走り浜小清水駅まで戻ります。(※7月以降の試験運行についてはコースが変わっています)

Dmvmodechange (モードチェンジ部分)

 バス→鉄道車両のモードチェンジ部分は上のような写真の感じです(車内より撮影)。DMV以外の車が間違って進入しないよう遮断機があります。モードチェンジはガイドに沿ってゆっくり走らせ、所定の位置に停止してから鉄道車両用の車輪をゆっくり上げるような感じです。ちょっと車体が浮いた感じはしましたが、意識しないと乗っていても気づかないぐらいスムーズでした。

 駅裏の乗り場からモードチェンジ部分まで200mぐらいはバスの運転手がハンドルを握りました。ここで鉄道の運転士と交代しました。走り出してみて、列車よりも線路の継ぎ目を拾ってしまいコトンコトンよく揺れました。前よりは後ろの座席のほうが揺れるそうです。あいにく私は最後部に座っていました…。

f:id:imadegawa075:20200406220847j:plain
 で、バウチャーと引き換えで渡されたきっぷなんですが、マルス券の乗車票でした。JR北海道らしく総販券だったらヲタ的にちょっと熱かったんですが、概ね想定の範囲内でした。どの列車(便)に乗ったかがわかればよかったんですが…。

 「浜小清水→藻琴」となっているので、この乗車票は鉄道区間だけのものです。バス区間である「藻琴→浜小清水」はまた別にあります。こちらは明日の後編で紹介します。