惜別・ふるさと銀河線
ワンマン列車の整理券です。バスなどでありがちな片面印刷の感熱紙で、数年も経たないうちに消えてしまうと思います。
陸別町は沿線にある人口3200人程度の小さな町です。存廃問題で揺れる中、出資する沿線自治体の中で一貫して最後まで廃止に反対した町でした。公共交通機関はふるさと銀河線しかなく、鉄道に対する思いも強かったんだと思います。
廃止後、現在10両ある車両のうち6両を陸別町が引き取り、陸別~川上間で動態保存するとのことです。ひょっとしたら来年も陸別駅でこうして列車がすれ違う光景が見られるかもしれません。
ふるさと銀河線は明日(20日)の最終列車で廃止となります。冬は-30℃近くになる厳寒の中をよくも遅れず時間通りに列車が来るなぁと感心したものでした。4月に入ってからは乗り納めの客でどの列車でもごった返していると聞き、なんとも複雑な感です。
最後にもう一度行くつもりで航空券まで取ったんですが、仕事の関係上そうもいかなくなりました。収集的に心残りはありましたが、それも仕方がないのかもしれません。コレクションなんていくらやってもやっても完璧に揃わないから、続けてて面白くもどかしいもんじゃないかなって思います。
(「惜別・ふるさと銀河線」特集は今回で終わりです)