鶴見線大川支線
(大川駅駅名板)
私事ですが、先日神奈川県内のJR線を全線走破しました。最後まで残っていたのは鶴見線の安善~大川間(いわゆる大川支線)のわずか1.6Kmでした。決して行けない距離ではないんですが、なかなか行けなかった事情がありました。
大川支線は大川駅付近の工場労働者輸送と貨物輸送に特化しており、平日は1日10往復あるものの、鶴見駅発8:36の後は17:07まで8時間半も列車がありません。大きな工場はいくつかありますが、人家は見当たらないので、休日はもっとすごいことになっています。
<鶴見発・大川行(休日)>
7:10
7:55
17:42(終電)
途中駅発着の区間運転はありません。本当にこれだけです。大川発もこの3本がそのまま鶴見に折り返すだけなので3往復です。3往復は秘境線で有名なあの岩泉線(@岩手県)と同じ本数です(爆)大都会横浜と川崎を往来する路線とはとても思えません。こんなダイヤなので勤め人にとって平日に行くのはまず無理で、休日でもなかなか行けずに現在に至りました。
(鶴見駅)
写真は鶴見駅で撮影した貴重な大川行の列車です。車両は中原電車区・鶴見線営業所所属の205系のみで、かつて山手線で走っていた車両を改造したものです。個人的にJR東日本で流行しているのっぺりとした正面の印象はあまり好きではないんですが…。
(鶴見駅区変券)
(大川初乗り)
鶴見線の駅は券売機はありますが、全駅無人駅で鶴見駅の中間改札で乗車券のチェックを行っています。上のきっぷは鶴見駅の中間改札で乗り越し精算したきっぷです。裏が茶色で印刷が粗く一昔前の磁気券のような印象です。右下には「鶴見駅01」と発行所を表す表記があります。下のきっぷは走破記念に初乗りを買ったものです。