続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

ベビールーナ

ベビールーナ号

◆種別:快速(団体専用)

区間:両国~安房鴨川(外房線廻り)

 JR東日本千葉支社では1月12日に団体専用列車で「鴨川シーワールド」へ行くパックツアーを発売しました。鴨川シーワールドは千葉県鴨川市にある水族館を中心とするリゾート施設で、南房総を代表する観光地の一つです。

 団体専用列車は「ベビールーナ」号という愛称で両国~安房鴨川間で運転されました。「ルーナ」とは昨年7月に鴨川シーワールドで産まれた雌のシャチの赤ちゃんで、このパックツアーもこの「ルーナ」を見に行こうという触れ込みがありました。

 私は房総には何度も行っているんですが、鴨川シーワールドはまだ行ったことがありませんでした。入場料の高さ(2800円)がネックの一つだったんですが、このツアーは安房鴨川までの往復の列車代+鴨川シーワールドまでの往復バスと入場料込みで5000円という安さでした。冬場の閑散期対策とはいえ、この安さは長年足が向かなかった鴨川シーワールドに行く動機付けには十分でした。

Babyluna Newnanohana

 車両はJR東日本幕張車両センターの「ニューなのはな」が充当されました。座席は普通車扱いのボックス席でした。錦糸町船橋津田沼・千葉・蘇我と停車してからは安房鴨川までノンストップで運転されました(途中何箇所か客扱いをしない運転停車はしました)。往路は特急列車並みの所要時間でしたが、逆に復路はなぜか普通列車並みの鈍足でした。

     両国    船橋     千葉      安房鴨川

下り  8:36 →  8:55  →  9:09 →→→ 10:43

上り 18:35 ← 18:16  ← 17:56 ←←← 15:38

 鴨川シーワールドへのバスが路線バス3台に立ち客が出る程度で収まっていたので、列車の乗車率はだいたい半分程度だったと思います。

X0238

X0239

 東京都内からの設定は両国・錦糸町のみで、乗車券部分が山手線内の設定はありませんでした。ツアーは2名以上の縛りがあり、グループ利用を前提としていました。乗車率がそれほど高くなかったせいか、1グループで1ボックスを専有することができ広々と使えました。

 親子連れのグループがほとんどだったので、往復の車内では抽選会やジャンケン大会など盛りだくさんのイベントがありました。また、鴨川シーワールドのキャラクターである「オルタン」や「シルキー」の着ぐるみも車内にやってきて記念撮影もできました。

Kamogawasw (シャチのショー)

 初の鴨川シーワールドはシャチやイルカのショーや800種を超える生き物が展示されていて、思った以上に充実していてよかったです。現地滞在時間は4時間程度と食事の時間を含めると少々慌ただしくはありましたが、消化不良だった分はまた次の機会に取っておきたいと思います。いずれにしろ費用対効果としては満足度の高いツアーでした。

 写真は総武線両国駅に到着した上り列車を撮影したものです。