続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

熊野市花火に行ってきました1

熊野市花火号

◆種別:急行

区間四日市・津・多気~熊野市

【指定をゲットするまでの経緯を記したため、この記事は無駄に長いです】

 前々から行ってみたかったので、帰省したついでに足を伸ばしてみました。

 三重県熊野市で行われる熊野市花火大会は海上で打ち上げるため悪天候以外にも高波による順延・中止があり得ます。雨はまだしも、高波は当日にならないとわからないので、開催の可否は当日の朝6時に判断します。それに伴って花火大会にアクセスする列車も運転するかどうかを判断するため、優等列車の指定券は当日の午前7時からの発売になっています。さらに、急行「熊野市花火」号急行券については桑名・四日市・津・松阪・亀山・伊勢市・尾鷲など三重県内主要駅に限定しての発売でした。

 一見面倒に思えます(実際面倒なんですが…)が、この方法だとヤフオクテンバイヤーや乗りもしない指定券だけ集める悪質ヲタほぼ完璧に排除でき、本当に乗りたい人だけが乗れているような感じはしました。

 いろいろと熊野市花火関連の指定券について情報を仕入れようと試みましたが案外ネット上に情報がありませんでした。数少ない有用なサイトで見たところ午前4時から並んでも買えない人がいたとのことでした。もちろん花火(+海水浴?)が主目的でしたが、きっぷヲタとして急行列車の指定券が取れないと行く意味が半減してしまうので気合を入れて早めに行くことにしました。

Kameyama_keiji

 8月16日の夜中に車を走らせ国道23号線(いわゆる「名四国道」)を一路亀山へ向かいました。実家により近い桑名・四日市の両駅でも急行券は買えたんですが、何となく感熱マルス券が嫌だったのでパスしました。津駅も県庁所在地ゆえライバルが多そうな感じがしてパスし、穴場っぽい亀山駅へ向かいました。

 国道が思いのほか順調で亀山駅に着いたのは午前12時40分ごろでした。さすがに一番乗りでした。この日は岐阜県多治見市で40.9℃という猛烈な暑さを記録した日ですが、鈴鹿山脈のふもとの亀山まで来れば涼しいものでした。駅舎は終電到着後一旦施錠され、外に新聞紙敷いて座って並ぶ羽目になりました。貼り紙まで用意されていて、やけに用意周到だなと感じました。

 2番目のオッサンが来たのが1時半ごろ、3番目のおばちゃんが来たのが2時ごろでした。その後しばらく動きがありませんでしたが、3時半ごろに一気にオッサン4人が来てから徐々に増え始め、駅舎が開く頃には15台ぐらいある駅前の駐車場が全部埋まりました。

 それにしても同じ三重県内とは言え、亀山の人が150Kmも離れた県南の熊野の花火を見るためにここまで気合を入れて並ぶのはどうしてなんだろうか、どこからそんな情熱が湧いてくるのかと不思議に感じました。

Dd51kamotsu (貨物列車の入換)

 4時半には駅舎が開きました。普段より少し早めに開けたと思われます。並んでいた人は改札内のホームに通されました。並ぶのは退屈でしたが、普段あまり見ることのない貨物列車の入換作業を見ることもできました。

 5:02の始発列車を皮切りに名古屋方面の列車が次々と発車していきました。列もどんどん長くなって6時ごろには30人近くが並んでいました。おそらく四日市や津はもっと多かったんじゃないでしょうか。私は先頭だったので自分の分ぐらいは買えると思っていましたが、後から来た人は心配そうでした。

 6時を過ぎた頃に駅員が「花火が予定通り開催されるので7時から指定券を発売します」と告知しました。天気予報からも波の予想からも中止はまずないだろうなという感じはしていましたが…。

Kumanohanabi_mousikomi (申込書)

 6時半ごろになって予め行き・帰りそれぞれに列車名・区間・席種が印刷された申し込み用紙が番号順に配られ、それに必要事項を記入しました。亀山発着の特急・急行列車の設定はなかったので、津発着の列車を選択していた人が多かったようです。

 私は往路は津発の急行「熊野市花火3号」で、復路は四日市着の特急「南紀96号」にしました。復路も「熊野市花火4号」しようと思ったんですが、熊野市駅発車が一番遅い上に全車自由席で座席の保障がなかったためやめました。申込書は順番に回収されました。駅事務室ではどの列車に何枚のオーダーがあるかを集計していたようでした。

 7時少し前には一般客を止めて、7時に指定券を発券し始めました。申込書順に発券するのではなく、列車ごとに集計した分をまとめて発券していました。20分ぐらいして発券作業が終わり(おそらくこの時点で全列車満席になったと思われます)、順番にきっぷを受け取りました。窓口には列車ごとに指定券の束が置いてあり、亀山駅ではかなりたくさん取れていました。

H0148

 約7時間並んでゲットした指定券です。先頭だったので無事ゲットできました。7時間並ばないでもよかった感じがしましたが、念には念を入れたということでまぁよしとしましょう。マニュアルが用意してあったようで亀山駅の駅員の手際の良さが目に付きました。

 この後、車で四日市へ戻り市内のネットカフェで少しの仮眠を取ってから、四日市駅前の100円パーキングに車を置いて列車で津へ向かいました。

 急行「熊野市花火」号は2往復運転されました。往路の1号は多気~熊野市間で全車自由席、3号は津~熊野市間で全車指定席でした。復路の2号は熊野市~津間で全車指定席、4号は熊野市~四日市間で全車自由席という不規則な形態でした。2・3号については立席用の急行券(自由席と同額)も発売していました。

 1・4号は快速「みえ」と同じキハ75系で、2・3号は特急「南紀」と同じキハ85系でした。所属はいずれもJR東海名古屋車両区です。キハ75系が紀勢線多気以南に入線することは珍しいです。同じ急行列車ならキハ85系の方がちょっと得した気分になれます。私の座った席は海が見える窓側席でしたが、景色を見ることなくほとんど寝てました…。

Kumanohanabi85紀勢線・熊野市:キハ85系)

Kumanohanabi75 (関西線・四日市:キハ75系)

 写真は3号と4号を撮影したものです。3号の正面は「臨時」でしたが、熊野市駅到着後すぐに幕が回されてしまったため、写真は「回送」となっています。4号は急行 四日市という行き先も種別もこの列車以外ではまず見られない珍しい方向幕です。

【補足:15/6/7】

 「熊野市花火大会号」は平成23年を最後に運転されていませんので、以後の記事を含めカテゴリーを追加しています。