鹿島鉄道連絡券1
鹿島鉄道は石岡~鉾田間を結ぶローカル線です。もともとは鹿島参宮鉄道として設立されましたが、昭和40年に常総筑波鉄道と合併し関東鉄道となりました。昭和54年に関東鉄道から鹿島鉄道に分社化されて現在に至ります。
もともと赤字傾向でしたが、沿線にある航空自衛隊百里基地で使用する航空燃料の貨物輸送があったことや、親会社の関東鉄道からの赤字補填もあり「それなりに」経営できていました。しかし、平成13年に燃料輸送が中止され、さらに平成17年8月に開業した「つくばエクスプレス」の影響で親会社の関東鉄道が大幅減収となり、鹿島鉄道を支援する余裕がなくなりました。
そこで鹿島鉄道は経営を続けていくのは困難と判断し、昨年3月国土交通省に今年4月1日での廃止届けを出しました。その後関係自治体や沿線市民団体が存続を図りましたが、いずれも不調に終わり昨年暮れにそのまま廃止が確定しました。
昨年、まだ存廃が流動的だった頃に乗りに行ってきました。石岡接続で東京~水戸間のJR線への連絡運輸の設定があります。まずは趣味的に一番面白くないきっぷを買ってみました(爆)鹿島鉄道の常陸小川・玉造町・鉾田駅には発券端末があり、上のようなきっぷを売っています。様式は概ねJRのものに準拠しています。裏が白いのでJRの自動改札には対応していないようです。
【補足】