続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ。そろそろ15周年。

越中大門の怪

越中大門の怪

 タイトルは意味深ですが、あいの風とやま鉄道の開業当初、富山ローカルで話題になっていた運賃に逆転現象が発生する件です。

f:id:imadegawa075:20191122233306j:plain

あいの風とやま鉄道・越中大門駅 2015/7/19

 まず、前提として越中大門~高岡間の「あいの風」の運賃は210円です。また、高岡~新高岡間のJRの運賃は140円になります。そのまま合算すると350円ですが、以前の記事で紹介したとおり、乗車区間によって「あいの風」とJRの乗継割引が適用されます。

f:id:imadegawa075:20191122234738j:plain

 こちらは高岡経由の越中大門→新高岡の乗車券です。発売額は200円です。真ん中の下に「西日本 70円」とあるのが高岡~新高岡間のJRの運賃で、差し引き130円が越中大門→高岡間の「あいの風」の運賃です。JRが70円、「あいの風」が80円の乗継割引が適用されて、合算より150円も安くなっています。

f:id:imadegawa075:20191122235001j:plain

越中大門駅運賃表 2015/7/19

 越中大門駅の運賃表です。越中大門~高岡間は210円で、高岡駅でJRに乗り換えて一つ先の新高岡駅まで乗ると10円安い200円になるという逆転現象が発生しています。越中大門~越中中川でも同じ事象になります。これがタイトルにした「越中大門の怪」です。

 正直、こんなおかしな事象は初めて見ました。運賃の激変緩和措置として乗継割引を設定した際の考慮漏れだと思います。開業するまで誰もおかしいと指摘する人がいなかったんでしょうか?

 仮に越中大門~新高岡間の乗車券を所持している客が高岡駅で下車して前途放棄した場合、高岡駅の改札ではどういう取扱いをしていたんでしょうね。黙認して通していたのか、10円徴収していたのか…どちらの扱いでも釈然としないのは確かです。

 なお、先週4月15日より新高岡駅でICOCAが利用できるようになったのを機に、「あいの風」では高岡~越中大門間の大人普通運賃を10円値下げして200円としています。越中大門~新高岡間は200円のまま据え置きですので、運賃が逆転する「越中大門の怪」は解消しています。開業から2年経ってようやく是正されました。