続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

最長の旅

白鳥

▼種別:特急

▼運転区間:大阪~青森(1日1往復)

▼最終運転日:平成13年3月2日

 特急「白鳥」は昭和36年から大阪~青森間を日本海側経由で結ぶ特急列車でした。大阪・京都・滋賀・福井・石川・富山・新潟・山形・秋田・青森の実に10府県を通過します。夜行・寝台列車以外ではもちろん最長距離の列車で、下り列車の所要時間はなんと12時間47分です。

 今の発想では考えられないスケール感ですが、末期はおそらく全区間通しで乗車する客はヲタ以外あまりいなかったと思います。関西・北陸~東北を通しで移動する需要は多少あったかもしれませんが。廃止後は大阪~富山を「雷鳥」、富山~新潟を「北越」、新潟~青森を「いなほ」という具合に3つの列車に分割されました。

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白鳥号:北陸線・新疋田~敦賀間 2001/1/9(wikipediaより借用)

 写真は北陸線・新疋田~敦賀間を走行中の列車です。車両は何度か変遷があったものの、最後はJR西日本京都総合車両所所属の485系で運転されていました。ボンネット型でヲタには人気のある車両ですが、実際乗ってみてかなりボロかった印象があります。

 「白鳥」という名称自体は平成14年12月に八戸~函館を結ぶ特急として復活しましたが、いくら公募で上位でもたかだか北海道と青森で完結する程度の特急に「白鳥」の名称を安易に使って欲しくなかった思いがあります。

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 このきっぷは大阪在住の友人と北海道旅行行ったときに、友人が使ったものです。ちなみに友人の隣に座ったオッサンは京都→秋田乗車の帰省客だったそうです。 帰省ラッシュの時期と重なり大阪駅発車時は通路まで人がいっぱいだったそうですが、私が大館駅で彼と合流したときは車内に4~5人の客しかいませんでした。