続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

五能線フリーパス

五能線フリーパス

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 「五能線フリーパス」は五能線と新幹線に接続する奥羽線の一部が2日間乗り降り自由になったフリーきっぷです。今年4月の消費税改定後の価格は3,810円となっています。フリーエリアは以下の通りです。

【フリーエリア】

  • 奥羽線:秋田~東能代、弘前~青森
  • 五能線:東能代~川部(全線)

 フリーエリアが快速「リゾートしらかみ」の運転区間と一致するので、「リゾートしらかみ」での周遊利用を念頭に置いた きっぷであるとも言えます。特急券を買い足せば奥羽線内の特急列車の利用も可能です。

 このきっぷの利用者はほぼ以下の3パターンになるかと思います(大館能代空港の存在はこの際無視します)

  1. 秋田~五能線~青森
  2. 秋田~五能線~秋田
  3. 青森~五能線~青森

 1のパターンで秋田~青森間を普通乗車券で購入すると4,430円となり、このきっぷの方が割安で、弘前駅でも途中下車できます。2のパターンであれば岩舘まで、3のパターンであれば深浦までの単純往復(往復運賃3,880円)で元が取れます。

【ひとこと】

 平成23年3月末まで「五能線パス」という同じようなフリーきっぷが発売されていました。A~Cまでの3パターンのフリーエリアが設定されていて、上記の1~3に対応していました。さらにこのきっぷには含まれない奥羽線・東能代~弘前間もフリーエリアに入っていた上に、「リゾートしらかみ」の指定券も無料で引き換えができたきっぷでした。

 1パターン相当するAが5,000円だったので「五能線フリーパス」の方が安くなっていますが、2に相当するB、3に相当するCともに3,200円だったので、利用方法によっては割高になっています。

 「五能線フリーパス」は「五能線パス」との比較ではフリーエリアから奥羽線・東能代~弘前間が除外され、「リゾートしらかみ」の指定券も別途購入しなければならなくなったので、使い勝手としては悪くなっています。「五能線パス」を利用した経験からすると、改悪したという印象はどうしても残ります。

使い勝手:★★☆☆☆

お得感:★★☆☆☆

当日発売:あり

小児用:あり