はまみらい
◆種別:快速
◆区間:立川~横須賀
(南武線・武蔵小杉)
昨年の9月の秋分の日の3連休に立川~横須賀間で快速「はまみらい」号が運転されました。立川駅から南武線を上って南武支線・浜川崎駅まで至り、方向転換して高島貨物線経由で桜木町から根岸線に入り横須賀駅へ向かいました。高島貨物線経由の旅客列車としては一昨年「横浜・神奈川ディスティネーションキャンペーン(DC)」に伴って運転された快速「ポートトレイン横濱」が挙げられますが、基本的に珍しいものです。
車両はJR東日本長野車両センターの「いろどり」でした。でも、私にとって、この列車は謎が多い列車でした。でも、ちょうど連休最終日の1日が空いていて、運よく指定が取れたので乗ってきました。
- なぜわざわざ長野から車両を借りてきて走らせたのか?
- 「はまみらい」という愛称の由来は?
- 南武線沿線~横須賀間の直通列車はないが、臨時列車を仕立てるほどの距離ではない感。
1については乗っている最中に謎が解けました。↓の動画の2分30秒あたりに答えがあります。
この列車の乗客(おそらく東京・神奈川の人がほとんど)に対して時期を同じくして開催されていた「信州DC」のプロモーションも兼ねていました。それでわざわざ長野から車両を動員してきたのでしょう。車内ではJR東日本長野支社の社員が「信州DC」や長野県の観光案内のパンフレットが配布されました。「なるほど考えたなぁ」と思いました。
2については乗車している時点ではわかりませんでした。でも、「いろどり」のヘッドマークのデザインが何種類か切り替わるのを見て、何やらバラに関係がありそうだという想像がつきました。家に帰って調べてみたところ、「はまみらい」とはバラの品種でした。横浜市の花はバラで、横浜開港150周年を記念して新種のバラを選定し、公募により「はまみらい」という品種名にしたそうです。
でも、そのくせ横須賀発着で、車内は観光客よりは貨物線目的のヲタが多くて、結局何のために運転されたかよくわからない列車でした。その後運転されていないのは言うまでもありません。