続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

有効期間表示の変化2

有効期間表示の変化2

 第2弾は端末からの前出し券です。本当は各社のPOS券を取り上げたいところですが、十分にネタが揃わないため、第3弾以降にて取り上げます。

 端末からの前出し券はJR北海道とJR東海で見られます。簡易委託駅で近所の管理駅の端末から発券した機械券に日付印を押して発売しています。JR北海道は総販システムから、JR東海はマルスから発券したものを使用しています。

 まずはJR北海道の総販前出し券から取り上げます。

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28年10月5日発券

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29年4月8日発券

 2枚とも今年に入ってからの発行ですが、管理駅で発券された日はマルスの有効期間表示が変更になった今年4月1日を跨っています。見てのとおり「 月 日から 1日間有効」の印字は4月1日前後で変わっていません。

 かつては総販システムで乗車券や特急券を発売していましたが、平成26年1月末で終了しています。現在、発券端末としては入場券や〇契の乗車票やこのような簡易委託駅向けの前出し券の発券に使っている程度で、システムとしては縮小傾向なので改修は見送られたんだと思います。 

 次にJR東海のマルス前出し券です。

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29年3月21日発券

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29年4月27日発券

 御殿場線・山北駅で同じ日に購入したものです。マルス前出し券は管理駅で発券された日付が左下のカッコ部分に印字されています。見てのとおり総販券と同様に「 月 日から 1日間有効」の印字は4月を挟んでも変わっていません。

 マルス券から無日付の前出し券を発券する機能は今のところJR東海(しかも松田と中央線・多治見の2駅)でしか使っていないので、この機能の改修も見送られたんでしょう。 ただ、マルスはJR6社共通のシステムですから、将来的なことを考慮して対応する可能性がなきにしもあらずだと思います。