乗務員用チケッター
JRグループの会社では車内改札(検札)の際に確認済みの意味でチケッターを押します。それまでは改札鋏できっぷに花形の凹凸を付けていましたが、今では全社チケッターに置き換わっています。きっぷに凹凸を付けるときっぷの磁気情報を損傷してしまうためということを聞いたことがあります。
(浦和車掌区)
JR東日本では平成4年には登場していました。私の手持ちで一番古いものは平成4年11月でした。だいたい1円玉と同じぐらいのサイズで区所と日付が入っています。浦和車掌区は京浜東北線や武蔵野線が担当で、車内改札を行う列車の乗務は少ないので、なかなか珍しいです。このタイプは平成15年中ごろまで使われたようです。
(千葉車掌区)
平成14年頃から徐々に一回り小さいタイプのチケッターに置き換えられました。字が細かくなって会社名と区所の上下が逆転しています。
JR東日本のチケッターはこれだけだと思っていたら、貰ったきっぷの中に見慣れないチケッターがありました。
(松本車掌区)
昭和63年の乗車券です。日付がなくただ文字だけの「松本車掌区」というチケッターです。同時期に他に同じようなものがないか探してみましたが、この1枚だけでした。このタイプは結果的に普及していないので、どういう経緯で使われていたのかというところまではわかりません。なお、松本車掌区はその後の組織改編の結果、現在は「松本運輸区」となっています。