無人化駅めぐり@山北
この3月のダイヤ改正で御殿場線・山北駅も無人化されました。直営駅でJR東海社員の駅員がいたんですが、直営→子会社への業務委託→地元への簡易委託というステップを踏まずに一気に無人化されたのは少なからず驚きました。まさに三階級格下げといった感です。同時期に無人化された駿河小山駅は業務委託駅からの無人化でした。
無人化直後の山北駅の様子です。改札口や窓口にはシャッターが下りて、自動券売機も撤去されています。運賃表だけ残っているのがどこか寂しげです。また、キオスクも同時に閉店になっているので、駅構内にはまったく人気がなくなっています。
手持ちで山北駅で発売していたきっぷを探してみました。硬券も含め一通りありましたが、無人化直前まで発売していたMR32型のマルス券のみありません。
なお、山北町はJR東海から簡易委託を受託し、早ければ今月から乗車券の発売を再開することになりました。山北町は駅舎活用事業として予算を計上し、地元NPO法人に再委託する方式だそうです。神奈川新聞の記事には「あらかじめJRから購入しておいた切符を駅窓口で販売する」とあったので、中央線・古虎渓駅のようなマルス券の前出し券に日付印を押して発売するのではないかと推測しています。
無人状態は2カ月程度で解消されることになります。ただ、前々から3月で無人化されるとわかっているのであれば、空白期間が発生しないよう簡易委託に移行すべきでした。山北駅が一年で一番賑わう桜の時期に駅が無人だったのは失態だったと思います。