ホームライナー（札幌地区）
◆運転本数：下り４本、上り２本
ＪＲ北海道では札幌地区でホームライナーを運行しています。国鉄末期には運転されていたので比較的歴史は古い方です。下り（札幌行）が４本で、上り（手稲行）が２本です。そのうち下り１本が小樽始発であるのを除くと、すべて札幌～手稲間の運転です。手稲駅そばにある札幌運転所との特急車両の入出庫を兼ねていて、回送列車の有効利用という本来の「ホームライナー」としての運用になっています。
以前はもう少し小樽発着が多かった気がするんですが、快速「エアポート」の指定席「ｕシート」が札幌～小樽間でも利用できるようになったため、取って代わった感があります。なお、上下６本運転されているにもかかわらず、この列車には号数が付いておらず、時刻表上はすべて「ホームライナー」と表記されています。
（札幌駅）
この列車は札幌発の「ホームライナー」を撮影したものです。旭川から到着した特急「スーパーカムイ」がそのまま手稲行の「ホームライナー」になっています。列車によっては気動車特急の車両が充当されることがあります。
「ホームライナー」の整理券は駅の券売機で発売しています。列車名が付いていないため、「ホームライナー整理券」と至ってシンプルな券名です。なお、上の列車の写真とは時期が異なります（列車の写真は２月撮影です）。
札幌～手稲間は１５分程度と乗車時間が短いため、１００円と割安です。手稲以遠からの利用は３１０円になります。「ホームライナー」は定員制を謳っていますが、ここの場合は列車名を特定していないので座席の管理はしていないと思われます。実際に窓側が全部埋まるほど乗っていなかったので、そこまで管理する必要もないのかもしれません。
２～３回乗りましたが、車内で車掌から整理券の有無を確認されたことはありませんでした。その代わり手稲駅の自動改札前で係員が待ち構えていて、整理券の回収or１００円の徴収を行っていました。乗車人員をカウントするとかで整理券は回収されますので、持ち帰り派の方はご注意ください。
