大阪しなの廃止
特急「しなの」は名古屋~長野間を結んでいますが、今年3月のダイヤ改正まで1往復だけ大阪発着の列車がありました。下りの9号と上りの16号がそれで、俗に「大阪しなの」なんて呼ばれたりもしました。
大阪~長野間の運転距離は営業キロベースで441.2Kmで、現役の昼行の在来線特急の中では最長距離でした。「大阪しなの」の廃止に伴って、博多~宮崎空港間の特急「にちりんシーガイア」が411.5Kmが最長距離になります。
これは「大阪しなの」の特急券です。中央線沿線から乗り換えなしで関西に行けるメリットはあったと思いますが、仮にこの列車で名古屋まで行って新幹線に乗り換えると、新大阪には1時間以上早く着きました。
その場合の「しなの」の特急券は新幹線乗継割引が適用されるので、価格差も1,000円台半ばでした。結局のところ大阪~名古屋間の利用が極めて少なかったため、区間廃止になったんだと思います。私が大阪から乗った時も名古屋まではガラガラでした。
このきっぷはJR西日本の「eきっぷ」で予約した「しなの」の特急券です。京都~大阪間の「チケットレス特急券」(500円)を利用しようとしたんですが、「しなの」については対象外ということが分かり、仕方なく「eきっぷ」を利用したものです。
関西圏で「大阪しなの」を記録したものがほとんどありませんでした。上の「eきっぷ」で利用した際に京都駅に停車している写真だけ辛うじてありました。区間廃止は何となく予想はしていただけに後悔先に立たずです。