最長距離B自由席グリーン券
現在発売可能なB自由席グリーン券で最長距離のものはどの区間になるかなと考えたことがあります。平成16年に制度が変わってからは、途中下車さえしなければグリーン料金を通算できる駅の限定がなくなりました。
私の中ではおそらくこれだと思っています。東北線・黒磯駅から東海道線・沼津駅まで直通する列車はないので、少なくとも2回は乗り継ぎが必要です。
まず、黒磯駅を発車する上り列車で湘南新宿ライン方面に直通する列車はありません。よって、宇都宮~赤羽間のどこかの駅で湘南新宿ラインに乗り換えを要します。さらに乗り換えた湘南新宿ラインが「宇都宮線~横須賀線」系統の列車であれば横浜・戸塚・大船いずれかの駅で東海道線に乗り換えを要し、逆に「高崎線~東海道線」系統の列車でも東海道線側は小田原駅までしか乗り入れていないので、やはり横浜~小田原間のどこかの駅で乗り換えを要します。
なお、私がこのきっぷで実際に利用したのは黒磯~藤沢間で、乗換えをしたのは東北(宇都宮)線・古河と東海道線・戸塚でした。
余談ですが、かつて走っていた大垣夜行のグリーン車と組み合わせるとこんな感じで400Kmを超えるきっぷも発券できました。大垣夜行は東京駅で成田空港行の快速「エアポート成田」の始発に接続していました。朝5時前に都心に放り出されても手持ち無沙汰なので、意味もなく成田空港に行った記憶があります。
仮に大垣夜行が残っていれば大垣~大原(外房線)間が最長距離だったと思われます。
【補足:2022/8/7】
2022年3月のダイヤ改正で宇都宮以北のグリーン車の運用が終了しましたので、現在の最長距離Bグリーン券は沼津~前橋間になります。