続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

仙台・松島ミニ周遊券

仙台・松島ミニ周遊券

 ワイド周遊券の次はミニ周遊券を取り上げます。ワイド周遊券との違いは以下のような部分です。

  1. その名の通り、ミニ周遊券はワイド周遊券より概ね周遊エリアが狭い。
  2. ワイド周遊券は周遊エリア内で特急列車自由席も利用できるのに対し、ミニ周遊券は急行列車自由席に限られる。
  3. ミニ周遊券は周遊エリアが狭いため有効日数が7~14日間

 1については首都圏が利用できた「東京ミニ周遊券」や近畿圏が利用できた「京阪神ミニ周遊券」は複数都県にまたがるエリアがありましたが、それ以外はそんなに広い周遊エリアはありませんでした。

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 「仙台・松島ミニ周遊券」は仙台近辺のJR線とJRバス東北の路線バスが周遊エリアとなるミニ周遊券でした。周遊エリアは以下の通りでした。

【周遊エリア】

 周遊エリアは概ね宮城県南部で完結しています。この当時仙石線が仙台始発で、JRバス東北が白石と磐城角田・丸森を結ぶ路線バスを運行していました。JRバス東北は平成11年3月末で角田営業所を閉鎖してこの近辺の路線バスから撤退し、仙石線あおば通始発になったのは平成12年3月でした。

 名古屋市内発の周遊エリアへのアプローチは以下の2通りの経路から選べました。

 経由の東海道線には東名高速線(ハイウェイバス)を、東北線には東北新幹線常磐線を含みました。常磐線を含んだのはこの当時日暮里~岩沼間は経路特定区間で、東北線常磐線のいずれも乗車できたためと思われます。

 名古屋市内~仙台市内の学割の往復乗車券は往復割引適用で13940円でした。学割だと周遊エリアを乗り回さないでも仙台に往復するだけで元が取れるというありがたいきっぷでした。この頃は大垣夜行東北線の急行列車も残っていたので、このきっぷだけで旅行することも今より容易でした。

 ちなみに私は往復新幹線利用でした。人生の一大イベントで仙台に乗り込むために、夜行列車絡めて旅行気分に浸る余裕はありませんでした。その後、4月から生活の拠点を仙台に移したので、仙台から名古屋に往復することはあっても、名古屋から仙台に往復することはなくなりました。よって、このきっぷを使ったのはこの時限りでした。

【補足:2015/4/9】

指摘を受け、経路特定区間の部分の表現を修正しました。