信濃路の宴号
◆種別:急行
◆区間:長野~上諏訪
11月28日の1日だけ長野~上諏訪間で急行「信濃路の宴」号という列車が運転されました。沿線自治体のイベントスケジュールを調べてみましたが特にこの日に何かあるというわけではなく、紅葉見物にしては時期が遅い感じがして、どうしてあえてこの日1日の運転なのかはわかりません。しかも、一発モノの臨時列車とはいえ急行列車になっているのが珍しいです。
車両はJR東日本小山車両センターのお座敷電車「宴」でした。列車名にもさりげなく埋め込まれています。「宴」は485系を改造して平成6年に登場した車両で、6両全てがグリーン車化されています。ワイン色というかピンク色のような良く言えばインパクトのある色と丸い形状の先頭車が特徴です。初めて見た印象は「ドラム缶」でした。この独特な先頭車の形状は以後のお座敷電車にも踏襲されています。
先頭車の展望スペースにはソファがあって、くつろぎながら景色を楽しむことができます。私が乗ったときには既にヲタに占拠されていて入り込む余地はありませんでしたが…。また、号車を指定できるのであれば2・4号車は避けた方がいいです。この2両だけ座敷が掘りごたつになっていないためです。
「宴」は他のお座敷電車と違って臨時列車で稼動することが少ないので、今まで乗る機会がありませんでした。一度は乗っておきたかったため、乗りに行ってきました。指定は当日朝でも余裕で取れました。乗車率は車両によってまちまちで、全体で半分弱ぐらいでした。パックツアーっぽい人もいました。私が乗っていた6号車はガラガラでした。空いていたせいもあるんでしょうが、初めて乗った「宴」は広さの割に定員が少なくて、他のお座敷電車と比べてゆったりしていて快適でした。そのゆったりとした車内で、うつらうつら居眠りしつつも車窓の景色を楽しんでいました。
(松本駅発車案内)
最後に松本駅で見かけた電光掲示です。「臨時急行」という種別に新鮮な感じがします。電車の写真は篠ノ井線・姨捨駅で撮影したものです。
【オマケ】
特に使う目的があったわけではありませんが、ネットでXactiを衝動買いしてしまいました。早速、今回の旅行に持参し、善光寺平から姨捨駅に入線するまでの車窓を撮ってみました。動画の2分あたりで車内放送があり、善光寺平と姨捨駅の紹介もあります。
あいにく天気は悪いですが、だんだん高いところに登っていき、スイッチバックで姨捨駅に入線するのが何となくわかるかと思います(変な雑音が入っているのが気になっていますが…)。少しでも車内の雰囲気が伝われば幸いです。