水都大垣トレイン号
◆種別:快速
◆区間:名古屋~大垣
4月3~17日に大垣市観光協会の主催で、市内を流れる水門川の桜開花に合わせ、舟下りが実施されることになりました。それに伴う観光客輸送として臨時快速「水都大垣トレイン」号が名古屋~大垣間をノンストップで運転されました。JR東海大垣車両区の「トレイン117」を使用し、期間中の土日に2往復、平日に1往復の運転でした。
私は大学入学まで名古屋に住んでいましたが、大垣のイメージと言えば奥の細道結びの地、大理石、西濃運輸の本社というぐらいしかなく、少なくとも観光地というイメージはありませんでした。それに大垣が「水の都」であることも知りませんでした。「水の都」でまず思い浮かぶのは大阪です。
編成には専用のヘッドマークが取り付けられていました。「トレイン117」は快速「駒ヶ根トレイン117」以来だったんですが、両先頭車の帯色がオレンジから水色と緑に変わり、4両全部の帯色が統一され一体感のあるものになりました。
また、「駒ヶ根トレイン117」の時は雪山のラッピングが施されていましたが、この時は桜のラッピングがされていて春らしい装いになっていました(クリックすると拡大します)。なかなか手が込んでいると思います。なお、ダイヤは以下のような感じでした。
名古屋 大垣
91号 8:19 → 8:52 土曜休日
1号 10:27 → 11:11 毎日
92号 13:42 ← 13:08 土曜休日
2号 15:27 ← 14:53 平日
2号 15:31 ← 14:58 土曜休日
「トレイン117」は1編成しかないため、91号と1号の間に大垣→名古屋間で、92号と2号の間には名古屋→大垣間で回送がある効率の悪い運用でした。大垣への観光客の送り込みという役目なので仕方がないかもしれませんが…。
指定はガラガラでした。私は1号に乗りましたが、名古屋駅を3分後に出た「新快速」が大垣駅には10分先着しています。そうでなくても名古屋~大垣間では乗車券のみで利用できる「特別快速」や「新快速」が1時間に4本運転されています。だから、一般客にとって敢えて510円払ってまでこの列車に乗るという意義が見出しにくかったのかなと思います。
ちなみに、「水都大垣トレイン1号」は「新快速」の待避で尾張一宮か岐阜に運転停車すると読んでいたんですが、枇杷島~稲沢間は貨物線に入り、貨物線を走っている間に本線を「新快速」が走り抜けていました。これは鉄ヲタ的に興味深かったです。
(水門川の舟下り)
せっかく大垣に行ったので舟下りに行ってみたんですが、予約で一杯で残念ながら乗ることができませんでした。満開の桜を下から鑑賞してみたかったんですが…。おそらく来年もやるでしょうから、その際は予約されることをオススメします。
列車の写真はすべて名古屋駅で撮影したものです。