続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

S work席発売方法変更

 2021年10月から東海道・山陽新幹線の「のぞみ」にビジネス客向けの座席である「S Work席」が設定されました。昨年10月からは「ひかり」「こだま」にも拡大され、東海道新幹線では全列車で利用できるようになりました。

 「S Work席」は「EXサービス」のみでの取り扱いで小児用はありませんでした。価格は「EXサービス」の乗車券込みの普通車指定席の通常価格と同額でした。そういう設定にしたのは極力割引をしたくなかったんだと思います。

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 そんな特別扱いされていた「S Work席」の発売でしたが、今年5月22日から普通の特急券と同様に駅のみどりの窓口や指定席券売機でも買えるようになり、小児用の発売も解禁となりました。

 設定から2年半経ってなぜこういう変更があったのかは分かりませんが、利用客から「EXサービス」以外でも発売して欲しいという要望が少なからず上がっていたのではないかと思います。「ひかり」「こだま」への拡大に加えて、「S Work席」は東北・上越・北陸新幹線の「TRAIN DESK車両」と違って通年で毎日設定されているのも関係してそうです。

 そのタイミングで「S Work席」のきっぷの券面の表記が変わりました。

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【比較用】S Work席の特急券の旧表記

 5月21日まで乗車分の旧表記ではこのように券面上部に「S Work席」の印字がありました。「S Work席」でない普通車指定席と料金が変わるわけでもないのにこういう表記がありました。

S work席の特急券の新表記

 5月22日以降乗車分の新表記では券面上部に「S Work席」の印字がなくなり、席番と禁煙にピクトグラムの間に小さくWと印字されています。このきっぷは「EX予約」の「EX早特7」を利用しています。これまで早特商品の利用は不可でしたが、このタイミングで利用できるようになりました。

車体のS workロゴ:新横浜駅 2024/6/9

 昨年10月に「S Work」のロゴを以前の長方形から正方形に変更し、7号車の車両側面やデッキとの仕切りドアに貼り付けることで「S Work車両」であることを分かりやすく表現しています。

 久々に「S Work席」に乗ったんですが、2~3列前にずっとしゃべり続けている子連れがいて新大阪までは正直うるさかったです。新大阪で降りてくれたのでそこからは静かで快適な車内でした。日曜日だったからまだ良かったものの、トラブルの原因にもなりますから個人的にはビジネス客向け座席の小児用の発売は必要ないと思っています。そこは変える必要がなかったんじゃないでしょうか。

 「S WorkPシート」については別の機会で紹介します。