かまくらまつり号
◆種別:快速
◆区間:秋田~横手
毎年2月に開催される「横手の雪まつり」の「かまくら」の時期に合わせて秋田~横手間で臨時快速の「かまくらまつり号」という列車が運転されています。
横手市で「かまくらまつり」というお祭りがあるわけではなく、半月ほど開催される「横手の雪まつり」の中の一イベントとして、2月中旬の土日2日間市内各地にかまくらが造られ、観光客が楽しむことができます。昨年の開催は2月16・17日で、今年は2月15・16日です。
昨年の「かまくらまつり号」はJR東日本秋田車両センターの「クルージングトレイン」(元「リゾートしらかみ」青池)でした。2両編成のうち、1両が指定席で1両が自由席でした。
指定席は「えきねっと」に対応していたので難なく取れました。ただ、1両分しか設定されていないので、発売枚数は少なく当日は満席になっていました。通路やもう1両の自由席には立ち客が少々いました。海外でも紹介されたのか、外国人観光客も見られました。
横手駅前にはJR東日本のかまくらが造られていました。中では餅や甘酒の振る舞いがありました。かまくらの中に入ったのは初めてだったんですが、中は意外と暖かく快適でした。てっきり雪を積み上げてあの形に固めて造ると思っていたんですが、実は固めた雪を後からくり抜いたり削ったりしてあの形を造るんだそうです。
横手南小学校の校庭には児童が造った600個ものミニかまくらが並べられ、幻想的な雰囲気を醸し出していました。ここはやけに外国人が多く、いろんな外国人にシャッター押しを頼まれました。
帰りも「かまくらまつり号」の指定席を利用しました。この列車の前が1時間、後が40分開くため、この列車にも乗客が集中しました。2両しかないため指定席車両の通路まで人が溢れていて、トイレに行くのも諦めなければならないほどでした。「来年はちょっとやり方を変えないとマズいぞ...」と思っていたところ、今年は秋田方面へ701系4両編成で全車自由席の臨時列車が2本運転されるそうです。
【2019年】
20:04 普通
21:04 臨時快速かまくらまつり号(自由席1両)
21:47 普通
【2020年】
20:04 普通
20:22 臨時快速かまくらまつり号(自由席4両)
21:10 臨時快速かまくらまつり号(自由席4両)
21:48 普通
秋田方面へはこういう感じのダイヤになります。「かまくらまつり号」が全車自由席となるため着席の保証はなくなりますが、輸送力は格段に上がるので悪くはないと思います。