しだれ桜の里みのぶ号
◆種別:急行
◆区間:静岡~身延
昨年3月23日に身延駅スタートのさわやかウォーキング開催に伴って、静岡~身延間で急行「しだれ桜の里みのぶ号」が運転されました。列車名の通り、ちょうどしだれ桜が咲くか咲かないか…といった時期でした。
私個人的には身延と言ったら山梨の山奥で寒いというイメージがあるため、しだれ桜の開花がソメイヨシノより少し早いことを鑑みても、3月23日に身延で桜なんて咲くわけないじゃないかと思っていました。そんなことも考えながら、久々に身延線に乗ってみることにしました。
車両はJR東海静岡車両区の373系でした。373系はこういった臨時急行列車でよく使用され、すっかりお馴染みの感があります。165系で運転されていた急行「富士川」時代のサボを思わせる方向幕に、身延山久遠寺の山門の両脇に満開のしだれ桜が咲くデザインのヘッドマークが用意されていました。
指定はe5489の事前予約に対応していたので、発売前に仕込んでおいて難なく取れました。当日はほとんど埋まっていたと思います。ただ、e5489がJR東海管内でも受け取れるようになったのは昨年4月以降の予約からで、この当時はJR西日本管内で受け取る必要がありました。なので旅先の糸魚川駅で受け取っています。
肝心の桜ですが、往路の車内放送で身延町長が「まだ5~7分咲き」と言っていた通り、私が当初思ったよりは咲いていましたが、ピークはもう10日ぐらい先だった気がします。当日は3月下旬とは思えない寒さで、身延山の山頂では雪がパラつき、寒さでガタガタ震えていました。
復路の富士運輸区による車内イベントとして、記念乗車証代わりに用意された地図式補充券の模擬券にパンチで穴をあけてきっぷを完成させみましょうというものがありました。身延線のこういう季節ものの企画列車ではしばしば「鉄ヲタホイホイ」と言えるような釣りイベントがあります。私も実際に作ってみましたが、揺れる車内でバランスを取りながら正しい位置に穴をあけるのは案外難しいものでした。1人1枚だったので1回しかできませんでしたが、5回ぐらいやりたかったです。
帰りの列車のセミコンパートメントで気になるものを見つけました。身延近辺が舞台となっている「ゆるキャン△」というアニメの展示スペースでした。あのJR東海がアニメとコラボするなんて時代は変わったなぁ...と思って写真を2~3枚撮ってその場を通り過ぎました。これが1年後に繋がるとはその時は考える由もありませんでした。