過去に何度か取り上げている博多~小倉間の区間変更券ネタですが、また変化がありました。とりあえず過去ネタは以下をご参照ください。
おさらいになりますが、この区間変更券は新幹線経由の博多~小倉間の乗車券を在来線経由に変更する際に発行されます。在来線経由(JR九州)の方が新幹線経由(JR西日本)より高いため、同区間の差額を収受します。
昨年10月に消費税が10%に上がったことに伴い、JRの運賃も値上げされましたが、逆に区間変更券の価格は150円から140円に下がりました。近年の同区間の運賃の推移をまとめてみます。
【博多~小倉間の運賃の推移】
~2014/3/31 | 2014/4/1 ~2019/9/30 |
2019/10/1~ | |
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消費税率 | 5% | 8% | 10% |
在来線経由(JR九州) | 1,250円 | 1,290円 | 1,310円 |
新幹線経由(JR西日本) | 1,110円 | 1,140円 | 1,170円 |
差額(区間変更券発売額) | 140円 | 150円 | 140円 |
区間変更券の発売額は消費税が5%だった2014(平成26)年3月まで140円だったものが、消費税8%になった際に150円になり、昨年10月に10%になった際にまた140円に戻っています。今回はJR九州の値上げ幅が20円と小幅だったのが原因です。
昨年のうちに150円券と140円券の両方を入手していました。増税後の年末に区間変更券の購入を申し出た際に「140円です」と言われ、安くなっていることに困惑し思わず聞き直してしまいました。
150円券は平成の元号入りですが、140円券は元号なしの西暦対応券になっています。150円券の西暦対応券があったかどうか今さらながら気になります。