湘南ライナー残課題×2
3月12日で「湘南ライナー」は運転終了し、国鉄時代の1986(昭和61)年11月から続いた35年の歴史に幕を下ろしました。
約8年の間、湘南地域から東京へ通勤していたので、仕事帰りにはよく利用しました。リクライニングシートに座って(選んで185系に乗ってました)缶コーヒーを飲みながら、ひときわ明るく賑やかな横浜駅を高速で通過するところがたまらなく好きでした。
以前記事を書くにあたって情報や手持ちの収集物を整理する中で、集め残したものがあったので、最後の最後に一気に課題を片付けてきました。
①黄緑色のライナー券
東京駅の券売機で発売されるライナー券の券紙は水色とオレンジ色は持っていたんですが、黄緑色もあることを知りました(代わりに水色はなくなっていたようです)。
東京駅の9号車付近のライナー券売機の左側の2台が券紙が黄緑色であることを調べ、 無事入手することができました(一番下の券)。ちなみにこの時は215系に乗りたいと言い出した甥1を連れて小田原まで乗車しました。
②藤沢駅の謎のグリーン券
藤沢駅の1・2番線は貨物線のホームで、3・4番線が東海道線のホームです。貨物線のホームは平日朝晩のライナーしか停車しないので、1・2番線への通路は平日日中や土休日は封鎖されています。
小田急線との乗り換え通路にライナー用のグリーン券売機があるのを見つけました。しかも、Suica至上主義のJR東日本においては珍しい現金専用機です。乗り換え通路封鎖中は券売機にカバーがかかっています。このカバーの掛かった券売機が前から気になっていました。
ライナーで使用されていた185系や215系は「グリーン車Suicaシステム」に対応していません。Suicaグリーン券でも乗車できなくはないですが、車掌が車内改札の際にSuicaグリーン券の情報を読み取る一手間が発生するため、磁気券のグリーン券の方が便利です。なので、Suica非対応のグリーン券売機をあえて用意したと思われます。
買ってはみましたが、他の駅でも売ってるような全然普通のものでした。ガサガサの質の悪い印字はいかにも最近のJR東日本の券売機っぽいです。グリーンアテンダントではなく東京車掌区のチケッターが入っているのが「湘南ライナー」で使用した痕跡でしょうか。
このグリーン券を使用すべく乗車した「湘南ライナー4号」は185系だったので、私にとってはサロ185の乗り納めとなりました。普通車と同じ2-2列なので特段広いとは思いませんでしたが、シートピッチが広くフットレストがあるのがグリーン車らしいところです。定期運用を終えた185系は一部編成が波動用として残るようですが、グリーン車は真っ先になくなると思われるので、最後に乗れてよかったです。