一昨年7月から12月まで発売された「みんなの九州きっぷ」が昨年10月から今年3月末までの予定で再度発売されています。昨年度(2020年度)は土日祝日限定でしたが、今年度(2021年度)は土日限定となり祝日は利用できなくなっています。
2日間有効で新幹線・特急列車の指定は6回利用でき、利用可能エリアや使用開始3日前までの購入が必要という条件は変わっていませんが、価格が大きく変わっています。
2020年版 | 2021年版 | 値上げ率 | |
---|---|---|---|
北部九州版 | 5,000円 | 8,000円 | 60% |
全九州版 | 10,000円 | 15,000円 | 50% |
新型コロナ禍で経営が苦しいのは理解しますが、ずいぶん極端な値上げです。どちらかと言うと2021年度版が適正価格に近く、2020年度版の価格設定が雑すぎたんだと思いますが…。
先月利用してきた2021年度版の北部九州エリアの「みんなの九州きっぷ」です。2020年度版は【土日祝限定】となっていたところが、2021年度版は【土日 限定】となっています。
ただ、値上げとのトレードオフというわけではないんでしょうが、「みんなの九州きっぷ」に付いていた特典が2020年度版より増えており、2021年度版は以下の特典があります。
- 長崎・鹿児島・宮崎のアミュプラザで500円分の利用券が貰える
- 九州内の一部観光施設で入場料の割引(門司港・福岡市がほとんど)
- 定価4,350円の「B&Sみやざき」が3,000円で利用できる(全九州版のみ)
- 九州内の駅レンタカーが1日3,900円(免責込)で利用できる
1については本券と特典券の提示で貰えます。どこか1カ所ではなくそれぞれで500円の利用券が貰えます。2も本券と特典券の提示で割引になりますが、利用月によってこまめに内容が変わっているので、事前に確認しておく必要があります。3・4は利用券との引き換えになります。3は当日でも購入できますが、4は2日前までにネットでの予約が必要です。
ひとこと
2021年度も発売されたことは歓迎すべきことですが、利用者としてはもう少し値上げ幅は何とかならなかったのかな?と感じます。
今年は佐賀→長崎→博多→折尾、折尾→熊本→宇土→光の森→熊本→小倉と利用しました。宇土から南に足を伸ばし、肥薩線の被災区間の様子を見に行ってきました。気が向いたら何かしら記事にします。
使い勝手:★★★★★
お得感:★★★★☆