続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

D&S列車特急料金値上げ

 JR九州の「D&S列車」の普通車指定席の特急料金が昨年10月1日乗車分より値上げされました。ここで言う「D&S列車」の対象列車は以下の通りです。

  • ゆふいんの森
  • あそぼーい!
  • ふたつ星4047
  • かわせみやませみ
  • A列車で行こう
  • 指宿のたまて箱
  • 海幸山幸
  • いさぶろう・しんぺい(運行終了済み)

 団体専用列車で個札の発売を行わない「ななつ星」や「或る列車」、全車グリーン車の「36ぷらす3」は対象外です。また、今回の値上げに伴い「あそぼーい!」のパノラマシートや「白いくろちゃんシート」の200円の加算料金は廃止され、普通の座席と同料金となりました。

 実際の価格は以下の表の通りとなっています。

   25Km以内   50Km以内   75Km以内  100Km以内 150Km以内 200Km以内
D&S列車以外 1,030円 1,280円 1,530円 1,730円 2,330円 2,730円
D&S列車 1,530円 1,780円 2,030円 2,230円 2,830円 3,230円

 距離によらず全区間一律500円の値上げを行っているため、近距離ほど割高感があります。

 値上げ後に初めて利用した「ふたつ星4047」の特急券です。千綿~有田間は35.7Kmで50Km以内の料金帯です。「D&S列車」の特急料金1,780円に繁忙期料金の200円が加わって1,980円です。こうして整理すると理解できますが、距離の割にずいぶん高く感じたので最初に金額を見た時に何かの間違いじゃないかと思いました。
 合わせて「D&S列車」の「九州ネットきっぷ」や「eきっぷ」についても500円値上げされています。

値上げ後のD&S列車の九州ネットきっぷ
D&S列車ではない九州ネットきっぷ

 向きは異なりますが同じ日・同じ区間で「D&S列車」とそうでない列車の「九州ネットきっぷ」を利用してきました。こうして並べてみると前者の方が特急料金が500円高くなっているのがよく分かります。私はネットきっぷにまで転嫁されていることに知らずに予約していたので、受け取ってから気づきました。

値上げ前のD&S列車の九州ネットきっぷ

 ちなみに「九州ネットきっぷ」の普通車指定席の特急券の企画コードは605が一般的ですが、値上げ後は610になっています。このように値上げ前は605でした。

A列車で行こう1号:熊本駅 2017/8/14

ゆふいんの森3号:久大線・由布院駅 2019/8/30

 「D&S列車」で多用されている水戸岡デザインを好む好まざるは別として、それなりに手間暇かけて趣向を凝らしているのは間違いないですから、「D&S列車」に対して加算料金を設けることは一定理解できます。

 ただ、今回の値上げはあまりに近距離での割高感が強い設定で、乗車区間によらず一律500円の値上げは雑な印象を受けます。長距離乗る=「D&S列車」を長く楽しめるということですから、値上げ幅は距離に応じて強弱をつけてもよかったんじゃないかと感じます。