すいごう号
◆種別：快速
（総武線・銚子）
今年の１月～３月の週末に新宿～銚子間を成田線経由で結ぶ快速「すいごう」号が設定されています。「すいごう」という愛称は平成１６年１０月まで東京～銚子間を成田線経由で走っていた特急列車で使われていました。今回は臨時の快速列車で新宿駅発着ですが、愛称自体は３年ちょっとぶりに復活したことになります。
車両はＪＲ東日本幕張車両センター所属のジョイフルトレイン「ニューなのはな」でした。「ニューなのはな」は４８５系を改造して平成１０年に登場しました。座席の仕組みが特徴的で、畳敷きのお座敷とボックス型クロスシートに転換できるスグレモノです。車両は全車グリーン車で側面にグリーン車のマークも入っていますが、お座敷使用時はグリーン車で、ボックスシート使用時は普通車扱いになります。今回の「すいごう」は後者でした。ちなみに「ニュー」と名が付くだけあって、先代の「なのはな」も存在しました。１６５系ベースの先代は平成１０年に引退しています。
新宿 成田 佐原 銚子
下り ８：０４ → ９：２５ → ９：５３ → １０：３７
上り １７：１７ ← １５：５６ ← １５：２６ ← １４：４９
下りはいい時間だと思いますが、上りは日帰り派にはちょっと早い感じがします。往復にこの列車を使った銚子１泊２日のパックツアーもあったようなので、そちらの方を意識したダイヤを組んでいたのかもしれません。
列車は成田駅までは快調に飛ばしていたんですが、成田線の単線区間に入ってから急にスピードが落ちました。単線区間にこういった臨時列車を走らせると交換待ちで時間を要するには必然なのかもしれませんが…。乗車率は２～３割程度でかなり空いていました。私のボックスも終点まで他の客が来ることはありませんでした。
北総地域は銚子以外にも佐原であったり潮来であったりと意外と（失礼！）見所が多い感じがします。春は３月以降の運転予定はないようですが、地道に浸透を図っていけばそれなりに需要は見込めるように思います。
