はやて
◆種別:新幹線
◆運転区間:東京・仙台~八戸
平成14年12月の東北新幹線八戸開業に伴い、八戸まで乗り入れる列車の名称を公募しました。その結果、「はつかり」「みちのく」「とわだ」などが上位に選ばれましたが、なぜか圏外の「はやて」に決まりました。スピード感を表現したいがためにこの名称になったそうですが、初めて聞いたときはイケてないと思いました。採用する気がないなら最初から公募しなけりゃいいのに(爆)
それまでの東京~盛岡間の途中停車駅が上野・大宮・仙台の速達タイプの「やまびこ」(沿線では「スーパーやまびこ」なんて俗称もありました)を全て「はやて」に置換え、同時に全車指定席となりました。また、東京~盛岡間での「こまち」の併結相手は「やまびこ」から「はやて」に変更され、これを機に「こまち」も全車指定席となっています。
もっとも、これはビジネス客には評判が悪かったようです。「予定がはっきりしない時や急いでいる時でも自由席に飛び乗れる」という列車ならではのメリットを捨ててしまっている上に、ガラガラで指定を取るまでもないときでも指定席料金を払う必要があるので、実質値上げのような気はします。いちおう、満席の場合は号車が指定された立席特急券を、「はやて」のみになる盛岡以北は空いている席に座ることができる特定特急券を発売し救済はしていますが…。
車両は全列車E2系で統一されています。平成9年に開業し一足先にE2系を使っていた長野新幹線「あさま」とはカラーリングが若干異なります。「あさま」は紺に赤ですが、「はやて」は紺にピンクです。「こまち」と併結した時の釣り合いを取ったのかもしれません。同じE2系でもこちらはJ編成を名乗ります。
最高速度は275Kmで、最速列車(2号)は八戸→東京間を2時間56分、仙台→東京間は1時間36分で結びます。写真は福島駅を通過する列車を撮影したものです。当然のことながら通り過ぎるときの風圧がものすごいです。
学生時代に仙台暮らしをしていた縁で、最近仙台に行く時はだいたい乗っています。