◆種別:普通
今年は河津桜に始まり花を見に行く機会が多いような気がします。
JR北海道の「ノロッコ列車」の元祖は意外にも(?)平成元年の釧路で、富良野線に導入されたのはずっと後の平成10年7月でした。ちなみに「ノロッコ列車」とは「ノロノロ走るトロッコ」の略だそうです。それ以来列車の名のとおり美瑛の丘や十勝岳、富良野のラベンダー畑など富良野線沿線を観光する列車として定着しています。
車内には「ノロッコアテンダント」という車内販売員兼観光ガイドのような女性が添乗し、沿線の観光ガイドを行ってくれます。また、景色のいいビューポイントでは減速運転も行っています。
(富良野線・美瑛)
黄緑の塗色の専用機関車(DE15-1534)および車両はいずれもJR北海道旭川運転所所属です。運転日には3往復運転され、1・6号は旭川~富良野間で、2~5号は美瑛~富良野間の運転です。機関車は旭川寄りに連結されており、富良野方面に進む場合は機関車が客車を押すような形で進みます。普通列車扱いですが、旭川~美瑛間の途中駅と西中・鹿討・学田の各駅は通過します。
2年前と今年と2回乗りましたが客層が一変していました。2年前は概ね日本人だけだったんですが、今年は車内で(行く先々の観光地でも)日本語でない言語が相当数飛び交っており、「ここは本当に日本か??」と思いました。乗客の半分近くは外国人の団体ツアー客じゃないかと思えるぐらいでした。北海道としても海外からの観光客を積極的に誘致しているんだと思います。ただ、団体はごっそり指定席を押さえてしまうので、旭川まで直通する1・6号は満席になっていました。
夏の北海道はレンタカーで移動する方が便利ですが、旅程さえ合えばレンタカーを駐車場に置いて乗ってみても損はない列車だと思います。写真は富良野線・美瑛駅で撮影したものです。