「コスタ行橋」は福岡県行橋市になる屋外型のショッピングセンターです。敷地の外側に平成筑豊鉄道田川線の線路があるため、利便性の向上を図るべくそこに駅を造ることになりました。
2018(平成30)年度中の開業を見込んで工事が進められていましたが、「平成30年7月豪雨」の影響で工事が遅れ、開業が今年8月24日までずれ込みました。その間に平成から令和への改元があったので、駅名を「令和コスタ行橋」としました。日本の鉄道駅で令和に入ってから初めてできた新駅で、令和の元号が入った駅名も初めてです。
この駅の存在を知ったのは開業の前日でした。遅めの夏休みで九州へ行くのがちょうど8月24日でした。 これは寄るしかないだろうと思い、予定を少し曲げて寄ってきました。
令和コスタ行橋駅全景です。片側ホームの無人駅で、待合室のみの簡素な駅です。壁や待合室には福岡県産の木材が使用されています。
この駅舎はJR九州の鉄道車両のデザイン手がけている某著名デザイナーの設計ですが、待合室以外に屋根がありません。最初見たときは工事が間に合わず、作りかけのまま開業したのかと思いました。この日は雨が降っていたので、定員7~8人ほどの待合室に入れなかった人は外で傘をさしていて、デザインはともかく実用性に問題があるような気がしました。
肝心の紙切れですが、平成筑豊鉄道が現地で発売していた記念きっぷは昼までには売り切れ、入手できませんでした。また、行橋駅の平成筑豊鉄道の券売機では令和コスタ行橋駅が追加されておらず、一つ先で運賃同額の美夜古泉駅までの乗車券で代用していました。
そんなわけで、当初の目的であるJRからの連絡券を買いました。マルスとJR九州の独自端末であるE-POSでそれぞれ発券してもらいました。それぞれで駅名のフォントや経由の表記が違っています。特に小波瀬西工大前と令和コスタ行橋は同じ7文字なので、E-POSでの表記が違っていて面白いです。
※後で気づいたんですが、今年は平成最後に開業した駅にも初日に行っていました。