大阪環状線・大正駅で入場券を買って、ふと気づいたことがありました。
駅名は「大正駅」 ですが、発売箇所表記は「(環)大正駅」となっています。(環)とは大阪環状線を表す路線記号です。きっぷの駅名表記に路線記号が入るのは同じ漢字表記の駅が2つ以上ある場合です。この場合、読みの違いは問いません。
それでは大阪環状線ではない大正駅がどこにあったかと言うと、北海道の広尾線にありました。広尾線は国鉄からJRに転換される直前の1987(昭和62)年2月に全線廃線となっています。大正駅が大阪環状線のみになって30年以上経ちますが、なぜかきっぷの発売箇所にだけこうして路線記号が残っています。
同様にきっぷの発売箇所に路線記号が残っている例として関西線・亀山駅が挙げられます。こちらも駅名は「亀山」 ですが、発売箇所表記は「(関)亀山駅」となっています。
もう一つの亀山駅は播但線の支線(いわゆる飾磨港線)にありました。こちらも1986(昭和61)年11月に廃止になっていますが、30年以上経った今でも関西線・亀山駅で発売されるきっぷの発売箇所表記に路線記号が残っています。
これらは何で発売箇所表記にだけ路線記号が残っているのか分かりません。消さないでもなにも困らないからそのままにしているのかもしれませんが…。