JR東日本の株主優待割引券(以下「優待券」)は昨年付与分からスクラッチカード化され、指定席券売機でも購入できるようになりましたが、前回は多少トリッキーな条件だったので結局窓口で購入しました。
再度、指定席券売機での株主優待割引の行使を試みるべく、今度は指定席券売機に忖度して単純な経路で試してみました。
乗車券:1月13日 北仙台(仙台市内)→平塚
特急券:1月13日 仙台→東京(仙台17:57発 はやぶさ36号)
前回いろいろ試した経験から、少なくとも乗車券の使用開始日と特急券の利用日が同じで、当日中に乗車券の着駅に到着できるものであれば発券可能と予想しました(もっと条件は緩いかもしれませんが)。正直、この程度の発券ができてくれないと困ります。
試したのは仙山線・北仙台駅です。私の大学時代の自宅最寄り駅で、個人的に思い出深い駅です。ここから徒歩10分ぐらいのところに住んでいました。当時からみどりの窓口はあり、2008(平成20)年10月に仙山線の中間駅で唯一となる指定席券売機も設置されています。
株主優待のメニューに入って最初に表示されるご案内画面です。優待券が小型化されたので、細々とした注意が表示されています。「確認」を押して次へ進みます。
いつもの見慣れた(?)経路検索画面に条件を入力します。北仙台発なので少し余裕をもって17:30出発にしました。
そうすると、あっさり第1候補に希望の列車が表示されました。第2候補は新幹線乗車区間が仙台~上野です。ここから経路を選択し優待券での購入手続きに入ります。
この画面は通常の経路検索画面と同じです。株主優待割引を受けるには優待券を使用して乗車券+特急券の同時購入が条件なので、別々に購入する意味はあまりありません。「特急券+乗車券を購入する」を押して次へ進み、設備と座席位置を選択します。
最終的な確認画面に移ると、右側の「ご案内」のところに「株主優待割引券が1枚必要です」と表示されています。「確認」を押して次へ進みます。
「さっきから優待券使う気満々なのにまだ確認する?」と思いましたが、実は優待券を忘れていたり、気が変わることもあるでしょうから、こういう画面は必要なのかもしれません。「株主優待割引で購入する」を選択します。
(2)のパスワードと(3)のQRコードのスクラッチを予め削っておき、画面の指示に従って読み取り部にQRコードを読み込ませると、このように(1)の優待券の番号が表示されます。「確認」を押すと(2)のパスワードを入力する画面に進みますから、そこで入力して有効性が確認され、決済できれば完了です。
やっと指定席券売機で株主優待割引のきっぷが購入できました。発売箇所表記が「北仙台駅VF1」となっているとおり、オペレーター対応でない普通の指定席券売機で購入したことが分かると思います。
実際に利用してみた感じでは「思った以上に面倒」という感想でした。みどりの窓口が混んでいたり、窓口自体がない駅では有用な機能だと思いますが、窓口がある駅ではわざわざ利用する必要はないと感じました。
今年夏に予定されている「えきねっと」リニューアルの際に、株主優待割引の予約にも対応するそうなので、そうなると少しトリッキーなものでも対応できるようになるかもしれません。