12月17日にJRグループ一斉に来年3月のダイヤ改正の概要を発表しました。新型コロナによる需要減を理由として、新幹線・特急列車の減便(臨時列車化)、編成の短編成化、列車の系統分離等盛りだくさんで、縮小傾向が顕著な改正となりそうです。
宇都宮~黒磯・日光間は既存の205系を置き換えて新型のE131系(600番台)が投入されます。205系は4両編成でしたが、E131系は3両編成です。新車投入と同時に短編成化とワンマン化も実現しています。
また、同区間はすべてE131系で統一されるとのことで、宇都宮線のE231系やE233系の列車もなくなります。大宮支社のプレスリリースには小さく『※宇都宮~黒磯間で普通列車グリーン車の営業を終了します。』との記載もありました。
下り | 上り | ||
---|---|---|---|
始発駅 | 黒磯着 | 黒磯発 | 終着駅 |
宇都宮(5:50発) | 6:41着 | 6:17発 | 上野(9:05着) |
小山(5:42発) | 6:59着 | 6:51発 | 品川(9:56着) |
熱海(18:52発) | 23:39着 | 7:32発 | 上野(10:05着) |
宇都宮線のグリーン車連結列車は古河・小金井・宇都宮発着がほとんどですが、こちらの3往復だけ黒磯発着が残っています。これが宇都宮で系統分離され、宇都宮までの乗り入れとなります。
以前は夕方に黒磯始発の上野行き快速「ラビット」があり、10両編成でグリーン車が連結されていて乗り換えなしで上野まで行けたので「青春18きっぷ」利用時には重宝していました。しかし、いつの間にか姿を消していました。
きっぷ趣味的な観点で見ると、来年3月のダイヤ改正を境に岡本~黒磯間を発着とするこのようなBグリーン券の購入ができなくなります。先述の通り宇都宮~黒磯間のグリーン車連結列車が今や早朝深夜しかないので、乗って実使用するにはなかなか難しいと思います。
また、以前試した最長距離のBグリーン券は今のところ沼津~黒磯間になりますが、ダイヤ改正後は沼津~前橋間が最長距離になります。