続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

美濃太田駅開業100周年

美濃太田駅開業100周年記念号

◆種別:特急

◆区間:名古屋~美濃太田

 高山線・美濃太田駅は1921(大正10)年11月に高山線が各務ヶ原~美濃太田間が延伸開業した際に鵜沼・坂祝の2駅とともに開業しました。今年11月で100周年を迎えました。

 「さわやかウォーキング」の美濃太田駅開業100周年企画としてとして、美濃太田駅を出発とする開業100周年秋の里山と鉄道満喫ウォーキング」が設定されました。

 その中で鉄ヲタの注目を集めたのは、美濃太田へのアクセス用に特急「美濃太田駅開業100周年記念号」が運転されることと、来年度にキハ85系の置き換え用に投入されるHC85系が一般向けに初公開(外観のみ)されることです。とにかくHC85系がどんなものか一目見たかったため、四国へ行く途中に経路を曲げて立ち寄りました。

 「美濃太田駅開業100周年号」の車両は置き換えが発表されているキハ85系の3両編成でした。先頭車は両方とも貫通型で、専用のヘッドマークが貼り付けられていました。

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美濃太田駅開業100周年記念号:高山線・美濃太田駅 2021/11/13

 普通車のみで全車指定席で設定されました。指定はe5489でも「えきねっと」でも対応しておらず、駅や旅行会社で購入するしかありませんでした。

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 私が乗車したのは復路(美濃太田発)のみでしたが、1ヶ月前の発売と同時に売り切れるほどではなく、発売後2~3日は空席がありました。それでも当日には満席になっていました。ただ、実際には6~7割しか乗っておらず、私の隣も名古屋まで空席でした。乗車時間が短いせいか、特に記念乗車証のようなものの配布もなく、淡々と車内改札をして終わりでした。


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美濃太田駅と運輸区と車両区の位置関係

 HC85系は美濃太田駅に隣接する美濃太田運輸区の構内に展示されていました。美濃太田車両区だったら美濃太田駅からちょっと遠いなと思っていたので助かりました。(太多線・美濃川合駅からは近い)

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HC85系:美濃太田運輸区 2021/11/13

 HC85系の先頭車です。昨年12月に落成した量産先行車です。デザインは好き嫌い分かれると思います。キハ85系の先頭車は貫通型と非貫通型の2タイプありましたが、HC85系は貫通型のみのようです。

 非貫通型先頭車の前面展望は魅力的ですが、「ひだ」や「南紀」は頻繁に両数を増減させて運用されている現状を考慮すると、先頭車が貫通型で統一されるのはやむを得ないのかなと思います。ただ、ヘッドマークは残して欲しかったです。

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HC85系の編成:美濃太田運輸区 2021/11/13

 編成の写真は美濃太田運輸区に隣接する公園(1枚目)と美濃太田駅のホーム(2枚目)から撮影してみました。ホーム側の方が順光で編成全体が分かりやすいと思います。キハ85系のイメージを踏襲した白とオレンジのラインが先頭車から窓枠の上部にかけて描かれています。これはホームドアがあっても車両が分かりやすいようにしたと思われ、こういうのを見ても今風の車両だなと感じます。

 帰りの「美濃太田駅開業100周年号」でキハ85系に乗車してみると、内装は若干古さを感じるもののどこかの会社の車両と違ってきっちりメンテナンスされていて、置き換えが必要なほど老朽化したようには思えませんでしたが、HC85系は64両製造され、来年度より営業運転に投入される予定です。