出張ついで(どっちがついでだかわかりませんが…)に前から乗りに行きたかった小野田線に乗ってきました。まぁ「乗りつぶし作戦」と言うほど大した距離があるわけではなく、支線を含めても10Kmちょっとです。
その目指す駅は支線の終点である長門本山駅です。この支線には5年前までクモハ42系という国内最後の旧型国電が走っていて、ぜひ乗りに行きたいと思っていたんですが叶わぬまま終わりました。今では国鉄時代末期に用途を失った荷物車を改造した珍車クモハ123系が走っています。クモハ123系は1両単独で走ることができるため、直流電化区間の閑散路線用を主としてJR本州三社で走っていましたが、JR東海では昨年全廃されています。
小野田線に乗った記録を残したかったため、山陽線・小野田駅で予めマルス券で乗車券を購入しました。小野田線は1時間に1本程度ありますが、支線(本山支線)は1日5往復しかないため、乗り方は時刻表をにらめっこして多少工夫する必要がありました。
当初、連続乗車券を希望したんですが、発券にちょっと手間取っていた上に電車の発車時刻も迫っていたので、普通乗車券2枚となりました。まぁその日のうちに使い切るつもりだったので、それほど拘りはなかったんですが…。
にらめっこした結果↓です。きっぷの経由に「山陽・岩鼻」があるように、ちょうどいい時間の電車がなかったので宇部線(小野田→宇部→居能)廻りという具合に大回りして小野田線に入りました。
小野田 居能 雀田 長門本山
3854M 16:41 → 16:54
1239M 17:02 → 17:12
1327M 17:14 → 17:19
1239M(小野田線クモハ123)
1327M(本山支線クモハ123)
途中乗り換えに利用した居能駅は完全無人で、雀田駅は私が着いたときに委託の爺さんが戸締りして自転車に乗って帰るところでした。なので営業時間はおそらく17時まででしょう。もっとも、ここはレシート券の発売なので趣味的には惹かれませんが…。
終点の長門本山駅は無人です。ワンマンカーの運転士にきっぷを貰えないか尋ねたところ、ボールペンを取り出して「1327M 無効」と書いた上でシャチハタ印を押して渡してくれました。慣れた手つきだったのでしばしば私みたいな客がいるのでしょう。列車番号があるのは乗った列車がわかる記念になって良いなと思いました。
ところできっぷに押されている小野田駅のスタンパーが気になりました。「(代)小野田駅」の(代)は何を意味するのでしょうか?改札口や午前午後によってスタンパーの使い分けをしている駅はありますが、小野田駅には改札口が一箇所しかなかったので区別しようがないと思います。ひょっとして「発駅入鋏代」のことでしょうか??