続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

もも狩りエクスプレス

お座敷もも狩りエクスプレス号

◆種別:快速

区間:川崎~甲府

 夏休みに入った先日の3連休に川崎~甲府間で運転されました。車両はJR東日本高崎車両センターに所属するお座敷電車「せせらぎ」でした。…と言いつつ私はこの列車の存在を気にも留めていませんでした。

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 3連休中に某鉄道情報速報サイトでこの列車が運転された情報を見たものの、仕事で乗りに行けなそうだったのであまり興味が湧かず「ふーん」と思いました。が、区間を見て驚きました。川崎~甲府となっていたからです。最初見たときは何かの間違いかと思いました。

 東海道線から中央線に入ることはできない(品川駅でスイッチバックして山手貨物線経由で新宿へ向かえばできなくはないですが、あまり現実的ではありません)ので、南武線経由だろうと推測し、初めて時刻表で確認したところそのとおりでした。しかも南武線内は武蔵小杉・武蔵溝ノ口・登戸・府中本町に停車する設定になっていました。

 南武線は通勤型の205系や209系しか走らない路線なので、指定席を連結するような列車の設定はありません。西を並行する横浜線も似たようなものですが、こちらは土曜休日運転の特急「はまかいじ」号の設定があります。お座敷電車が南武線を走ることがそもそも珍しい上に、それが一般向け発売されるとなると万障繰り合わせてでも乗らないわけにはいかなくなりました(爆)

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 指定は当日の午後でも取ることができました。着駅はわざと武蔵小杉にしました。両端駅を除くと南武線最多の乗客数を誇りますが、指定券に駅名が登場することは非常に珍しいと言えます。それにしても「お座敷もも狩りエクスプ」という中途半端な列車名はいかがなものかと…。

 あと、指定券の号車が6号車となっていたのを見て??と思いました。デビュー直後に乗った「せせらぎ」はそんなに長くなかった記憶があったからです。調べてみたところ、「せせらぎ」は同じ高崎所属の4両編成の「やまなみ」と併結して運転することがあるため、予め5~8号車になっているようです。

 車内はパックツアー客でほぼ埋まっていました。ヲタも少しだけいました。そのまま南武線内まで乗る人が多く、川崎駅に近づくにつれ徐々に乗客は減っていきました。南武線の乗客を取り込んで山梨方面に運ぶという目論見は達成されたんじゃないでしょうか。秋には同じ区間快速「お座敷ぶどう狩りエクスプレス」号が運転されるようです。

 立川駅で交代し南武線内を乗務した矢向車掌区の車掌はスタンパーを持っていませんでした。普段、検札する必要のある列車が走っていないせいでしょうが、往路の川崎~立川間(注:立川駅は通過で客扱いなし)でどうしたのか気になります。昔ながらの赤エンピツでチェックしたんでしょうか?私は使った痕跡を残したかったので武蔵小杉駅で無効印を押してもらいました。

 写真は南武線武蔵小杉駅で撮影したものです。デジカメを忘れて携帯で撮ったんですがこれまたひどい写りです_| ̄|○