続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

窓口閉鎖駅めぐり@厚狭

 厚狭駅は山口県山陽小野田市にある駅です。山陽新幹線と山陽線と美祢線が交わります。もともと在来線の駅でしたが、1999(平成11)年に新幹線の駅が設置され乗換駅となっています。

厚狭駅在来線口 2021/4/30

厚狭駅新幹線口 2021/5/28

 もともとは在来線口しかなく、在来線口から市街が広がっています。新幹線口は新幹線開業の際に新たに設置されました。在来線口には新幹線駅とは思えないのどかな雰囲気が漂っています。

 そんな厚狭駅ですが、今年4月17日で在来線口・新幹線口それぞれにあったみどりの窓口が閉鎖されました。山陽新幹線の駅では初の閉鎖です。

在来線口改札のみどりの窓口 2022/4/10

厚狭駅F1(在来線口)

 在来線口の改札はみどりの窓口閉鎖に先立って、アシスト機能のない「みどりの券売機」が設置されています。昨年5月訪問時にはなく、新幹線の駅の玄関口側の改札になくて違和感があったぐらいです。

新幹線口改札のみどりの窓口 2022/4/10

厚狭駅F2(新幹線口)

 新幹線口のみどりの窓口にはMV60型の「みどりの券売機」があり、さらに今年2月には「みどりの券売機プラス」が設置されています。今思うとこれが閉鎖の布石だったのかなと感じます。こちらにはオペレーター対応機能があるので、オペレーター対応が必要な要件の場合は新幹線口へ出向く必要があります。

乗り換え口のみどりの窓口跡 2021/5/28

厚狭駅F3(乗り換え口)

 以前は新幹線乗り換え改札の前にもみどりの窓口がありましたが、昨年3月末までで閉鎖され、裏手の新幹線口のみどりの窓口と統合されています。

 昨年からこの近辺のみどりの窓口設置駅(小野田・宇部・宇部新川・美祢)では閉鎖や無人化が実施されていて、その分を厚狭に集約すると聞いていました。その集約された先の厚狭まで閉鎖されてしまいました。1窓だけでも残すという選択肢もなかったようです。

 北陸新幹線の糸魚川・黒部宇奈月温泉の両駅で既にみどりの窓口の閉鎖は実施されているので、山陽新幹線でもそのうちやるだろうなと思っていました。でも、それは近隣の窓口が集約された先の厚狭ではないと思っていたので意外でした。

 山口県内では在来線駅でも同時期に防府・下松・光といった市の中心駅である駅のみどりの窓口がなくなっています。現時点でみどりの窓口が残っている在来線駅は岩国・南岩国・由宇・大畠・新南陽・下関の6駅だけになっています。1日の乗車人員が4,000人を超えていた防府ですらなくなっているので、岩国と下関以外は全部なくなるんじゃないかなと思っています。