「青空フリーパス」は愛知県全線と岐阜・三重県の大部分、それに長野県と滋賀県の一部のJR東海の在来線がフリーになるきっぷで、通常はフリーエリア内での発売となっています。このきっぷは見ての通りフリーエリア外の御殿場線・下曽我駅で購入しています。JR東海の「青空フリーパス」のHPには以下のような記載があります。
「休日乗り放題きっぷ」の発売駅では、「青空フリーパス」のフリー区間入口駅までの乗車券等を同時購入または提示された場合に限り、窓口で発売いたします。
以前の記事で名古屋駅で発売された「休日乗り放題きっぷ」を紹介しましたが、まったくの逆パターンです。私は首都圏から新幹線でフリーエリア入りしたので、豊橋駅までの乗車券と「青空フリーパス」を同時購入しました。在来線であれば二川駅まででOKです。フリーきっぷをフリーエリア内からのみに限定せず、外からの利用も考慮してこういう措置を取っているんだと思われます。私は豊橋駅で乗換時間があまりなかったため、この措置はありがたかったです。下曽我駅のような小さな駅でもこの特例はちゃんと周知されていて、普通に購入できました。
ちなみに「青空フリーパス」フリーエリアのマルス端末は感熱タイプのMR32型への置き換えがほぼ完了しているため、熱転写タイプの「青空フリーパス」を仕込むのが難しくなっています。「休日乗り放題きっぷ」のフリーエリアでは御殿場線東側四駅(駿河小山・山北・松田・下曽我)に熱転写タイプのMR20型が残っていて、この技(?)を使えば熱転写タイプの「青空フリーパス」を容易に仕込むことができます。もっとも、この四駅もそろそろMR32型に置き換えられてしまうという話ですが…。