九州指定料金通年同額化
3月4日のダイヤ改正から、通常期と閑散期の二区分に分かれていたJR九州の在来線の指定料金が通常期に一本化され通年同額となりました。これは昨年3月のダイヤ改正で一本化したJR北海道に次ぐものです。
新旧で比較してみるとこんな感じになりました。
| 旧料金 | 新料金 | |||
|---|---|---|---|---|
| 特急列車 | 特定列車の一部座席※ | 通年 | 720円 | 730円 |
| 上記以外 | 通常期 | 510円 | 520円 | |
| 閑散期 | 310円 | 廃止 | ||
| 快速・普通列車 | いさぶろう・しんぺい | 通常期 | 510円 | 520円 |
| 閑散期 | 310円 | 廃止 | ||
| SL人吉(SL牽引時) | 通年 | 820円 | 820円 | |
| 上記以外の列車 | 通年 | 310円 | 520円 | |
※:「あそぼーい」のパノラマシート・白いくろちゃんシート、「かわせみやませみ」のベンチシート
見てのとおり、一部特急列車の特定の座席と「SL人吉」以外は他社の通常期と同額の520円に統一されました。「分かりやすくした」と言うと聞こえはいいですが、「SL人吉」以外は全部値上げとなっているので、増収策の一環という側面は当然あると思います。


いずれも古いものですが、閑散期の指定料金券と指定席券です。消費税が8%に上がる前だったので300円でした。私が九州に行く際は土日か連休を絡めることがほとんどなので、手持ちのきっぷで閑散期のものはほとんどありませんでした。
平成27年度決算ではJR北海道の鉄道運輸収入が685億円に対し、JR九州は1,501億円でした。JR九州はJR北海道の約2.2倍の鉄道運輸収入があることになります。JR北海道では指定料金の通年同額化により2億円の増収を見込んでいたそうです。それが目論見どおりだとして単純計算すると、JR九州に4億4,000万円の増収になります。
もちろん、指定席の供給座席数や通常期/閑散期の区分も両社で違いますから、この数字の正確さは保証できませんが、それ相応の増収効果があるのは確かだと思います。