びゅうプラザの無効印
北陸新幹線金沢開業初日の新幹線特定特急券です。きっぷ自体はe5489で予約した以外は何の変哲もないものですが、右下の薄い無効印に注目です。なんと「VP上越妙高駅」となっています。
VPとは言うまでもなくJR東日本の旅行部門である「びゅうプラザ」の略です。「びゅうプラザ」でも誤発券の廃札処理用に無効印があるというのは聞いたことがありましたが、現物を見たのも初めてですし、増してや自分が持ち帰ろうとしたきっぷに押されたのも初めてでした。
この日は開業初日ということもあり、上越妙高駅は見学客でごった返していました。入場券で入った見学者や上越妙高まで新幹線に乗ってきた多くの人がきっぷを持ち帰ろうとしたため、有人改札はオーバーフロー状態で、複数人の係員が対応しても人が詰まってなかなか捌けない状態でした。たぶん係員が複数人で対応していたがゆえに駅にある無効印だけでは足りなくなり、「びゅうプラザ」の無効印まで動員したんじゃないかと推測しています。
3週間後、再び上越妙高駅を利用しました。開業当日のフィーバーがウソのような静けさで、無効印は駅にある「上越妙高駅」というごくごく普通のものでした。
【補足:2020/7/13】
上越妙高駅のびゅうプラザは2019(平成31)年3月で閉店しました。わずか4年の営業でした。