私のtwitterを見ていた方はご存知だと思いますが、GWの旅行中にきっぷをなくしました。きっぷヲタがきっぷをなくすなんて情けない限りですが、有事の際の参考になればと思い、記憶が新鮮なうちに記事に仕込んでおきます。
5月5日朝4時。私は鳥取県倉吉市に泊まっていました。前日9時前には寝落ちしていたため、すっきり目覚めました。その日の行程をざっくりおさらいし、使用予定のきっぷを確認したところ、
特急券がない_| ̄|〇
一通り探しましたが見つかりませんでした。そもそも北九州の嫁実家を出る時にちゃんと持ってきただろうか?と振り返りました。ひょっとしたら宅急便で自宅に送る荷物の中に混ぜてしまったかもしれないと思いました。多少痛い出費でしたが、買い直ししなければいけないことは諦めました。
今回のようになくしたと思われるきっぷが後から見つかる可能性がある場合の対処手順はざっくり以下のとおりです。
- 紛失したので再購入する旨を窓口に伝えて専用のきっぷを買う。
- 再購入した専用のきっぷを使用後に改札で再収受証明をしてもらい、持ち帰る。
- 1年以内になくしたきっぷが見つかったら、再収受証明された専用のきっぷとセットで駅へ持って行き払い戻す。
この制度はジパング割引適用時、トクトクきっぷ、パックツアーなどの乗車票、回数券、定期券は対象外ですので、再購入する際に対象かどうか確認するとよいでしょう。
5月5日に戻ります。GWのUターンラッシュのピーク日に自由席で立って帰るなんてまっぴら御免だったので、みどりの券売機プラスのオペレーター対応が始まる5時半に合わせて倉吉駅へ向かいました。珍しく4時に目覚めたのが幸いしました。
行方不明の特急券は以下の3枚でした。
- 倉吉→新大阪「スーパーはくと10号」指定席(乗継割引適用)
- 新大阪→京都 新幹線自由席
- 京都→三島「ひかり478号」指定席(EX予約のe特急券)
5時半になると同時にみどりの券売機プラスのオペレーターを呼び出し、事情を説明し再購入の手続きをしました。再購入するきっぷは無割引(乗継割引は可)かつ元のきっぷと同一区間・同一列車・同一設備である必要があります。幸い、1・3の両列車とも指定席が空いていました。
また、再購入するきっぷをクレジットカードで決済した場合、なくしたきっぷが見つかった際の払い戻しは再購入した会社(この場合はJR西日本)管内でないとできない旨をオペレーターから伝えられました。それが不都合な場合は現金決済がいいと思います。
発券された専用のきっぷです。(紛失再)の文字が印字され、自動改札に通せなくなっています。4年前に書いた下のリンクのきっぷとの違いは(紛失再)の印字位置と大きさです。右上に小さく印字されていたのが、中央下寄りに大きく印字されています。
みどりの券売機プラスでの発券方法は、いったん普通のきっぷを決済・発券した後に、オペレーターの指示で全部のきっぷを読み取り台に並べ、きっぷを一枚券売機に読み込ませて印字したら読み取り台に戻して、また次の一枚…という作業を3回繰り返しました。最後に3枚揃えて読み取り台に置くよう言われたので、赤印字されたきっぷの画像を記録していたのかもしれません。
また、きっぷと一緒にこのようなご案内券も発券されました。トクトクきっぷのご案内券のようでもありますが、きっぷが見つかった場合の必要な手続きや手数料が記載されています。以前は口頭での説明だけだったので、こうして書面を交付してもらえると慣れない人にも分かりやすいと思います。
忘れてはならないのが、再購入したきっぷを使い終える時に再収受証明を貰うことです。改札の係員にその旨を申し出れば処理してくれます。もっとも、赤印字のタイミングで磁気情報を殺しているため、誤って自動改札機に通してしまって再収受証明を忘れるリスクは以前より低減されています。
ただ、着駅が無人駅だったり、早朝深夜の無人時間帯で駅員による証明ができない状態だったらどうするんでしょうね?そういう状況を踏まえて別の駅や後日でもやってくれないと困りますが。
再収受証明は1年間有効という記載があります。ご案内券に記載のとおり、再購入の翌日から1年間なので、来年5月5日までに元のきっぷが見つかった場合に払い戻しができます。その場合、元のきっぷの金額ではなく、再収受証明された(=再購入した)きっぷの金額から手数料を引いた額が払い戻されます。
私が帰宅する頃には北九州からの荷物も到着していました。きっぷをしまっていたはずの「あさま」の弁当箱を探してみましたが
やっぱりない(T_T)
ゴミと間違えてきっぷ袋ごと捨ててしまったのかもしれません。再収受証明を受け持って帰ってきたきっぷは払い戻すことなくコレクション入りしそうな予感です。